今週のキン肉マンです~
真弓はネメシスことキン肉サダハルと幼いころにあったことがあると話します。
ちなみに真弓はハラボテとは幼なじみで、ハラボテ星から年に数回やってきたハラボテといっしょに遊んでいたそうな。
この「ハラボテ星」って、今までそんな設定出てきてましたっけ?
委員長の本名は「ハラボテ・マッスル」で、子供は「イケメン・マッスル」なわけですよね。
…生まれた子供に「イケメン」と名付けるとか、狂ってるw
となると、どっちかというと「マッスル族」のような。
…と思ったけど、ロビン一族の「ロビングランデ→ロビンナイト→ロビンマスク→ケビンマスク」という、何かがおかしいネーミングの前例もあるし、ハラボテ・マッスルの父親は「ハラボテ・ストロング」とか、そーいう名前だったのかもしれません。
で、2人は地下牢に忍び込んで、キン肉サダハルと出会います。
そして、サダハルは
「自分が出て行くとキン肉族で争いがおき、大好きな兄に迷惑がかかる」
「もしも真弓が大王になったら、その時代には自分のようなかわいそうな者が一人も出ないキン肉族を作ってくれ」
「優しいおとなに育つんだぞ」
と話し、真弓とハラボテはそれに涙するのでした。
ネメシスは、長い間、地下牢にとじこめられてたのに、恨み言も言わず、地下牢で生をまっとうしようとしてたんですね(´Д⊂
殺される動きが出てきたあたりで、タツノリでもキン肉族を変えることが出来ないと感じて絶望してスイッチ入っちゃったのかなぁ…
まぁ、地下牢にずーっといた鬱憤がそのへんでいっぺんに爆発したんでしょうね。
ともかく。
真弓はサダハルとの約束を胸に、キン肉族の浄化をしてきたそうな。
なんか、息子を豚と間違えて地球に捨てて、しかもそのまま放置してたり、豚に王位を奪われたりと、ぜんぜんダメだった気がしますけどね…
まぁ、粛清しまくって、結果的に有能な官僚がいなくなって、国が揺らいでしまったから、結果的に豚に王位を奪われるという前代未聞の大失態になってしまったのかもしれません。
でも、そもそもキン肉族の大王の権力って、現状はどんなもんなんですかねぇ…
真弓はあんまり忙しそうじゃなかったことを考えると、独裁者というわけでもなさそうだし。
日本の象徴天皇くらいの存在になるように権力を返上したのかなぁ…
なんというか、「浄化しました」といっても、具体的に何がどう浄化されたかわからないので、何とも言えない感もあります。
かといって、キン肉王家の宮廷劇をここから数周にわたってやられても困るんで、別にこれでいいのですが(笑
ともかく、ネメシスがいたからこそ、タツノリも真弓も、キン肉族の浄化につとめてきたわけです。
決してネメシスの存在は無駄ではなかった、と。
「それなのに…
どうしてそんなにひどいことを…
サダハル様!?」
不遇な叔父と幼少期に交えた約束を胸に今まで生きてきたけど、その叔父が帰ってきたと思ったら完璧超人になって、キン肉族を滅亡させるとかいってるわけですね。
うーん、これはキツイ。
ネメシスいわく、心変わりして、希望は跡形もなく消し飛んだそうな。
うーん、なんだかサムソンティーチャーみたいだ…
超怖い顔のネメシスが印象的な引きで、来週につづきまーす。
最近、中国史のマンガにはまってるおかげで、王族のお家騒動をみてると、古代中国を思い浮かべてしまいます。
なんか、本人にその気があろうがなかろうが、謀反を起こす可能性があったら、その時点で処刑するって、良くある話ですよねぇ。
で、処刑されるのがわかったから、殺されないために、本当に謀反を起こしちゃう、と。
ネメシス以前にも、同じような犠牲者は山のようにいたんでしょうね…
こうなってくると、なんか王族制度そのものが悪いと思わなくもない。
でも、王がいないと国がまとまらないわけで、他に良い制度がないから、犠牲者は多いけど、こーいう制度なのかもしれません。
で、ネメシスは「他に良い制度」として、完璧超人が支配する世界観を見つけたのかもしれませんね。
地下牢で一生をすごすと考えるくらいに根が生真面目だから、完璧超人こそ理想の世界観と思ったら、今みたいになったのかも。
なんかこう、適当に遊んで楽しく暮らそうとか、別に国が割れてもいいやとか、そーいう「自分だけよけりゃいいや」という考えじゃない分、たちが悪いというか。
まぁ当然憎しみの意味合いもあるんでしょうけども。
なんかうまくまとまりませんが
・王族制度がある以上、同じことが繰り返される可能性は高い
・そうならないように王族を浄化していって欲しいと思った
・完璧超人になって、「そもそも王族自体がいらない、墓場から出て行ったシルバーマンが作ったくだらないものだし」という思考になった
なんかこれはこれで別におかしくないような。
別にキン肉王家の存続にこだわる必要ないんですよ。
そもそも、キン肉王家って滅びたら困りますかね?
キン肉王家なくても、正義超人がみんなで仲良く切磋琢磨してればいいわけで。
スグルは大王なので、当然、王家側の論理でうごきますけど、別に民主化しちゃってもいいような。
まぁ伝統あるシルバーマンの末裔なので、廃位にするにはしのびないし、やっぱ日本の天皇制くらいがいいおとしどころなのかも。
こんなこといっちゃったら、マンガとしてどうなのかとも思いますが(笑
まぁ、「王家はいらない、という考え方もあるし、理解できる。大王としてそれを受け入れるかどうかは別問題だけど話は聞く」くらいの柔軟さがあれば、「わかりあう」に近づくと思うのです。
とはいえ、ネメシスの方が「王家は確実に潰す」という考えで、柔軟性ゼロなので話にならないんですけどね…
話にならない時はどうすればいいのか・
自衛のために戦うしか無いわけで、現実で言うと、やっぱ自衛隊って必要だよね、みたいなありきたりな結論になっちゃうのかなぁ。
なんかどんどん思考がわけのわからない方向に飛んでいってますが、本編ではどう収集つけるのやら。
王家の存在意義というのは国や国民それぞれの考え方でどうとでも映りますから難しい問題ですよね。処刑とかお家騒動とかみたいな残酷な一面もありますが、ただ世界中で王や皇帝がいたからこそ現代文明まで人類が発展していった一面もあると思います。あるいみキュウべぇの論理かも?
真弓とハラボテに教えを説いたサダハルだったころのネメシスの優しい考えと、今の修羅のような考えを持ったネメシスの表情のギャップはすごいですし、来週にも期待です!
それと一時王位についていたあの豚は本当にどうなったんでしょうか? 彼の末路もどこか気になるところですねww
委員長の出身:ハラボテ星の設定は2世の超人オリンピック編開始前で明かされた(後付け)設定です。
余談ですけど委員長と真弓は2世の火事場のクソ力修練~オリンピック編で104歳と101歳で少なくとも3歳差なんですけど、真弓のほうが明らかに格上ですね。
ネメシスがキン肉族を見限ったのは、王位争奪編じゃないかと。
あれ、凄い内乱ですし。
結果として神5柱が亡くなりましたからね。
こんな騒ぎの元になるキン肉族は不要だ、と判断したのではないかと。