昨日は総選挙の記事だけで終わっちゃいましたが、なんとか書き上げられました。
そんなわけで、今週のキン肉マンです~

あらすじ

(画像はヤフーコミックのページにリンクしています)

バッファローマンの新必殺技ハリケーンギガブラスターが炸裂。
ガンマンのエルクホルンを粉々に砕きます。

そして、ガンマンは脳天から石のキャンバスに直撃。
回転はすさまじく、石のキャンバスが削られるほどでした。

微動だにしないガンマン。
ここに長い戦いが決着!

って、こんだけっ!?

これまでガンマンはほとんどダメージがなくて、バッファローマンはぼろぼろだったのに、新必殺技一撃決まっただけで終了!?
いくらなんでも無茶な…

ガンマンが一撃でやられた理由

完璧超人始祖がダメージ通ると意外と脆いのは、
生物としての進化が足りないから説

で、この「ほとんどダメージなかったのに、一撃で終了」という現象について考えてみたんですけども。

完璧超人始祖は、攻撃力と防御力が異常に高いかわりにHPが低い。
正義超人は攻撃力と防御力が劣る代わりにHPが以上に高い。
悪魔超人はその中間くらい。

こんなかんじかなーと。


で、正義超人や悪魔超人はダメージを受けるほどに、感情エネルギーが溜まり、そのエネルギーで超必殺技が使えるようになったり、特殊能力が発動したりするようになります。
格闘ゲームのゲージを使った超必殺技システムみたいなものですね。

地上の超人は純粋な攻撃力や防御力では完璧超人始祖には劣るんで、なかなかダメージが通らないんですよ。
かわりに、始祖の攻撃でダメージを受けると、感情が高まり、ゲージが溜まっていくのです。

で、ゲージを使った超必殺技を使うと、始祖たちの防御力を貫通するダメージを与えられる。
HPではそれほどではない始祖たちは、そんな攻撃を食らってしまうと、ひとたまりもない、と。

なので、ミラージュマンにしろ、アビスマンにしろ、シングマンにしろ、ガンマンにしろ、ペインマンにしろ、防御力が高すぎて、ダメージがとおらないんだけど、いざダメージがとおりだすと意外と脆いという。

これは、完璧超人始祖が天界で延々と特訓を繰り広げた結果、攻撃力と防御力がものすごい高まったけど。HPはそんなに上がらなかったからなんでしょう。
一方、地上の超人は、気の長い年月を経て進化をすることで、HPが上がりやすくなった、と。

50億年くらい生きている完璧超人始祖は、言い換えれば生物的な進化はとげていないんですよね。
もう純粋に特訓だけで強くなった超人たち。

一方、地上の超人たちは、特訓の量ではあきらかに始祖に劣るけど、生物としては50億年分の進化しているわけです。

この差が「超強いけどダメージ通ったら意外ともろい始祖と、異常にタフな地上の超人」という違いを生み出しているのでしょう。

なので、バッファローマンはダメージくらいまくっても、なかなか倒れなかったんですよ。
バッファローマンがしつこかったのは、50億年分の進化の証なんです。

始祖たちの最大の弱点は、50億年前の生物であるゆえに、生物的な進化では劣っているということなのです。
それを可能な限り修行で補っているというのが、またものすごいことなのですが。

…話の都合に無理やり整合性つけようとしたら

「そもそも50億年前の超人と今の超人は体の構造ぜんぜん違うに決まってる。
 今の超人の価値観で考えるのが間違い」

という盲点にたどりつくことになるとは…
やはり、キン肉マンは実に奥が深いですね…


で、話を物語に戻しまして。

自らが敗北したことを「あの時代には考えもしなかったことだった」と語るガンマン。

はじまりの10人のそれぞれが理想に燃え語らい、修行にあけくれた、一番楽しかったあの時代。
ゴールドマンもその輪の中にいて、一番希望にあふれていた、あの時代。

大昔のことなのに、まるで昨日の出来事のようだと語ります。

「お前と私の勝敗を分けた理由はただひとつ。

お前はいっぺんの曇りもなく嘘偽りなしに闘った!

だが私は、ひとつ嘘をついた。
だから負けた!

たったそれだけの差がこうして人生を大きく分けることになる」

負けてなお「嘘偽り無く正直に戦う」ということの重要さを語るガンマン。

たった1つのウソが一瞬の迷いをもたらし、大きな差が生じる。
これは深い話ですよねぇ。

ギリギリの闘いでは、いかに己の魂からの信念をつらぬけるか、ですよね。
まぁ、そもそも試合にならないほど実力差があった場合は、正直に闘っても勝ち目ないのですが(;´Д`)

正直なのは大切だけど、正直だけじゃダメで、きっちり力をつける必要があるわけです。
でも、力をつけて飲み込まれてウソまみれで生きるようになると、結局は自分の力を発揮できないのです。

必要なのは、正直をつらぬく強さ、かなぁ…

話を戻して、さらに話し続けるガンマン。

「よく覚えておくことだ、バッファローマン。
シャバババーッ」
「あんた今、オレの名を!?」

「私の記憶に名を刻んだド下等はお前が初めてだ、光栄に思うが良い」

語った通り、きっちりとバッファローマンの名を記憶に刻んだガンマン。
恨み言1つ言わず、自分に勝った者の名を記憶に刻むその誇り高さは、まさに完璧超人始祖。

最後に、ガンマンがついたウソについて聞こうとするバッファローマンですが、ガンマンは「それ以上は何もいえぬ」と返します。

「お前の名前は覚えた…
それだけだ、バッファローマン」

そういって、ダンベルをバッファローマンに渡そうとし、事切れるガンマン。

そんなガンマンの名を叫ぶバッファローマン。
名勝負に相応しい誇り高き最期でした。

ちなみに、実は「ガンマンとバッファローマンの間に友情が生まれて、和解しそうになったときに、竹刀が飛んできて、ガンマンの目に刺さってガンマン絶命」という展開を予想してまして。
血走った眼で「惑わされおって」とか言い出して、「超人閻魔、マジ外道!」となるかなーと思ってたんですけど、そんなことにはならなくて良かったです><

さて、3階のテリーマンVS…ジャスティスマン戦。
ジャスティスマンはガンマンが負けたことに明らかに動揺中。

テリーマンの攻撃はジャスティスマンに通用はしないにしても、テリーマンの方も負けじと食い下がります。

「あありナメないほうがいいぜ。
下等超人の力をな!」

「そうだな、確かな裁きのためにもな」

正義はどちらに!?
ということで、次回につづきますー

…ってことは、次は2階飛ばして3階の闘い!?
いやいや、これはフェイクで、やっぱり2階の闘いになりそうな気もする…

なにしろ、テリーマンにはシューズの紐が切れるという大切な役目が残っているわけです。

やっぱり次はラーメンマンVSネメシス戦で、ラーメンマンがネメシスを追い詰めたあたりでシューズの紐が切れて、ネメシス大逆転になると思うのです。

しかし、「ガンマンの死にも一切動じぬ」って、すでにジャスティスマンは結構動揺してますよね(笑
そこから立て直してくるんでしょうけども、一切動じぬはウソつきだ…

感想とか

ガンマンのついた嘘と彼の正直な気持ちを考える

さて、株をどんどん上げて、すっかり人気キャラになって退場したガンマン。
彼が超人総選挙でどこまで票を伸ばすか楽しみですね。

そんなガンマンのついたウソとは何だったのか。

「あやつを信頼している」でしょうかね、やっぱ。

あやつが変わり果てていることはとうにわかっている。
でも、出来れば「ザ・マンだったころの精神を失っていない」と思いたい。
だから、真眼できっちり確認してしまうのは怖かった。

…というところでしょうか。

そうやってウソをついた結果、ガンマンは先に進めずに停滞してしまったんですよね。
そして、はじまりの10人で理想に燃えた日々を取り戻したいと、過去ばかり見続けた、と。

ガンマンがどうしたら良かったというと、やっぱりつらいけど、真眼で確認しなきゃいけなかったんでしょうね。
未確認のままじゃ、先に進めなかったわけです。

で、「超人の中の超人 ザ・マンは死に、あやつはもはや化け物になってしまった」と確認したとして。
それから自分はどうしたいのかを選択する必要があったのでしょう。

それがゴールドマンと同じく「袂を分かつ」という選択になるかもしれないし、「自分にとっての恩師であり、全てだから、化け物となりはてたとしても、あやつについていく」という選択肢になったかもしれません。
あるいは「あやつが正気を取り戻すまで待つ」という選択肢もありだったでしょう。


もしもガンマンが、

「化け物となってるのはわかっているが、恩師であるあやつに殉ずる」
「いずれ気の長い年月を経て、あやつも正気を取り戻すだろう、わたしはそれまで待つのみ」

のどちらかのスタンスで、それが嘘偽りなかったとしたら、もうつけいる隙ゼロですよね。
だからこそ、ガンマンは、きっちりと超人閻魔の姿を確認して、選択するべきだった、と。


ただ、それがとてつもなくつらい選択肢なのは間違いないんですよね。
もはや自分をすくい育ててくれたザ・マンはいない、という悲しい現実を目の当たりにしたくなかったのでしょう。

ゴールドマンとシルバーマンはそんな中で、とてもつらい選択肢を選んだわけですよね。

修羅の国状態だった地上をなんとかしようとしていたとき、自分を選んでくれて、素晴らしい思想で新たな超人界を築きあげようとした最大の恩師。
その恩師から去って、彼を絶望に追い込んで、その上で自分の信念を貫くという、とてもとてもつらい選択。


ガンマンが見た超人閻魔は、きっと彼の予想通りの化け物だったのでしょうね。
それゆえ、始末をつけるためにダンベルをバッファローマンに託したのでしょう。

うーん、ガンマンは最後はどんな気持ちだったんでしょうね・゚・(つД`)・゚・


そんなガンマンの気持ちを察するために「完璧超人始祖から見た下等超人がいかに下等か、わかりやすい例え」というネタがまだあるんですけど、それを書く前におねむの時間になってしまいました。

そちらはまたの機会に~









12 comments on “第133話 たったひとつの”嘘”!!の巻”

  1. アシュラマン対ジャスティスマンの時に、「ミロスマンの戦い方が今もアシュラマンの腕に生きている」という話が出た際、「戦い方も遺伝するのなら、一人の不死身の超人と代々受け継いできた超人では最終的な強さは結局一緒になるんじゃないか?」と思いました。
    生物学的にはむしろ代を重ねさまざまな環境を経験し適応してきた超人の方が強かったんですね。
    始祖編開始時は「悪魔騎士が将軍と同格相手に挑むとか、無理ゲー乙」みたいな話が多くみられましたが、むしろ逆、「遥かに進化した現代の超人相手に戦績イーブンでなおかつ3人中2人は再戦不能にした始祖半端ねぇ」だったんですね。
    ただ、ジャンクマンやペンチマンみたいな戦いに特化しすぎて私生活が心配されるレベルのやつらは進化と呼んでいいのかな?

  2. ガンマンの最期はウルっときました。
    それにしても、このシリーズのテリーは、喋り方にしろ態度にしろ、なんかガキっぽくて嫌ですね~。もっと落ち着いた大人のキャラだったはずなのに、なんなんですかね、この体たらくは。。。

  3. てっきりラーメンマン戦が始まると思ったのにな。
    ラーメンとブロッケンはおそらく勝てないだろうけど。

  4. ゆきにゃんさん初めまして。いつも楽しくキン肉マンの感想・考察を読ませてもらってます。
    ゆきにゃんさんの考察にはいつもなるほどなーと納得させられることばかりです。特にキン肉マンゼブラとフェニックスシズ子の考察記事には唸らされました^-^
    始祖の打たれ弱さは私も気になっておりました。
    私は超人強度=HPみたいなもので、始祖は強度が低いので、イコール打たれ弱いのだと独自に解釈しておりました。で、正義超人や現シリーズの悪魔超人は友情パワーで超人強度(HP)の底上げが出来るので異様にタフなのだと。
    ですが、ゆきにゃんさんの言う50億年分の進化の差という話の方がしっくり来ました。
    超人強度がHPだとすると、あやつがそこまで危険視するかなぁ?という疑問もありましたので;
    >「完璧超人始祖から見た下等超人がいかに下等か、わかりやすい例え」
    こちらのネタも楽しみです!

  5.  お疲れ様です。
     超人たちのHPは進化で身についたもので、攻撃力、防御力が特訓で身についたものという考えは素晴らしいですね。完全に納得してしまいました。
     ギリギリの戦いではたった一つの嘘が勝敗をわけるというくだりは「ベラミスの剣」の逸話を思い出しました。極限状態の戦いでは僅かな差が勝敗をわけるという一部のマニアで有名な話です。

  6. いやー死んじゃいましたかガンマン。しかし始祖も無量大数軍も潔く散っていきますね。 北斗の拳の強敵(とも)たちの死に様を思い出しました。何かちょっとガンマンがサウザーっぽくも思えてきたり。愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!的な。
    予想に反して真眼潰されてないんですよねー。実に気になる。アースユニットみたく引き継がれなければいーのですが。ニャガニャガ。
    さて。ジャスティスマンは己に嘘をつかず公平な裁きをくだせるのでしょうか。 あの日見届けた闘いにだって実は嘘があるのではないですか?ニャガニャガ。

  7. そうか、キン肉マンはヤンキーのテリーマンより血筋のいいロビンマスクを選んだんだ。
    と、そんな前置きはさておき。
    次回は動じなかった完璧超人がってことで
    動揺してるジャスティスすっ飛ばして他をやるってことですねw

  8. >完璧超人始祖は、攻撃力と防御力が異常に高いかわりにHPが低い。
    ほんとにこんな感じですね。実に的確かつ分かりやすい表現だと思います。
    バトル内容には概ね満足してますが、やっぱりこれだけで終わっちゃうのはあっけないなあと思わざるを得ないですね。
    前回ギャバンさんから頂いたコメントを読んで、粘りをみせてくれるかと期待したんですが。
    大量の出血と引き換えにパワーの上がったバッファローマンの攻撃がガンマンに確実にダメージを与え始める、果たしてどちらが倒れるのが先か…?という段階を踏んで欲しかったというのが正直な感想ですね。

  9. 毎度毎度ゆきにゃんさんの考察には納得です。
    以前から正義超人達のタフさは気になっていましたが、この考察で納得いきました。キン肉マンゼブラやフェニックス&シズ子の考察も見事の一言に尽きます。そして何より気になるのが完璧超人始祖から見た下等超人がいかに下等か、わかりやすい例え」です。
    のーんびり更新を楽しみにしています。

  10. お疲れ様です。
    格ゲーの例え、言い得てると思いました。
    性能高いボスキャラを自分が使うと体力めっちゃ低い、と…
    個人的には、始祖は神と同等になったがゆえに、神話の神のように弱点、脆さを抱えてしまったように感じます。
    アキレスみたいな感じですね。
    ペインは自分の素材を破壊され、シングは自分の武器に傷ついた時に破れた。
    ガンマンが自分の嘘のために破れたとなれば、ジャスティスは裁きの結果で敗れそう。
    サイコはまだ底がありそうでなんとも言えませんが、マグネットパワーや他キャラとの絡みが鍵か。
    カラスだけは、ニンジャの「悪魔の意地」の勝利だと思ってます。

  11. 【ひま】外れた。あれでガンマン終わりは無茶すぎっ。土のダンベルならイワオ出して~思た。
    予想外れてもそれ以上の展開があれば楽しめるんだけど……期待以下だった。
    阿修羅があれだけやって、やっと傷つけたジャスティスにニールキックだけで傷創るのも?だが全てゆでの世界だからで納得しよう。
    あとはアタルと将軍融合してんのか、シルバー本人出てくんのかスグル被るのか妄想中。
    バッファはガンマン戦だけでは覚醒せず【ひま】の妄想ではガンマン戦&続いてのサンシャイン戦でも負け。全ての戦いが終わったあと消え行く前の将軍と戦いそこで始めて覚醒するんじゃないかと見てた。将軍『来いバッファローマン』(将軍は覚醒させるための戦いはするが勝とうとしない)で覚醒したバッファの技をあえて受けて将軍一言残しダメージなく起き上がり消える。消えてほしくない。
    で覚醒したバッファとキン肉マンがこのシリーズファイナルでシングルマッチまで妄想してた。《バッファ、サイコマン戦からの試練の5番勝負(ターボ戦除外)》。
    今後は静かにしてようと思います。【ひま】の長文読んでありがとう。

  12. ガンマンの実質ワンパンKOはちょっとしょんぼりしましたが、理論になんか納得いたしましたw
    まあ強く描かれた期間が長いと、倒されるときはあっさりってケースはわりとありますもんね。
    ところでゆきにゃんさんの中で、「こいつ強すぎだろ、どうすりゃ倒せるんだよ」って思ったキャラといえば誰でしょうか?
    自分は星矢のタナトスですねー。一輝兄さんですらあっさり返り討ちされたし、数十ページに渡って黄金聖衣の援護の演出やったら実質1コマで破られたり・・・w
    ラスボス戦がアレだっただけに、こっちのがよっぽど印象残ってますねー。
    ガンマン戦も実はこの4連戦で一番長いものになったりして・・・w

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