今週はキン肉マンが休載なので、せっかくだから考察を。

ぜんぜん感情を超越できていないという話

完璧超人にこだわっている2人が一番感情的

現状、完璧の教えにこだわっているのは超人閻魔とサイコマンの2人だけになりましたよね。

で、ふと思ったのですが、実はこの2人って、「感情は下等」と抑圧してるけど、結果的に余計に感情的になっている感が。
まぁ、ガンマンも怒りっぽかったし、シングマンも泣いてたし、結構みんな感情的なんですけども。


超人閻魔は常に怒ってて、どう見ても感情的

とりあえず、一番わかりやすいのは、超人閻魔です。
常時、目が血走っていて、激おこ状態です。
感情は下等といってるわりに、ずーっと怒ってます。

怒りって二次感情と言われていて、先に別の嫌な感情が起こって、その次に怒りになるんですよね。

超人閻魔でいえば、ゴールドマンが去っていったことで、自分が完璧でいられないという悲しみでしょうか。
自分の教えは完璧なはずなのに、弟子が去っていった。
こんな自分はもはや完璧じゃない、とてもつらくて受け入れられない。
こんな気持ちにしたゴールドマンも地上の下等超人も全員ゆるせん、グロロロロー!!!

というかんじでしょうか。

感情って、調子のいい時は無視してもいいと思うんですけど、精神的に参った時に抑圧しちゃうと、どんどんダメな方向に迷走しちゃうと思うんですよねぇ。
超人閻魔は自分の気持ちから逃げたのかも?


サイコマンは抑圧した結果、こじらせる方向に…

サイコマンの方は、たぶんシルバーマンがいなくなって、寂しかったのでしょう。

で、シルバーマンが正義超人軍を作った時に「おかしいな」と思ったんでしょうけど、自分を納得させるために「完璧超人のために作ったんだ」と信じこむことにしたわけですね。
ぜんぜん帰ってこなかったり、ゴールドマンと首を斬り合ったり、どう考えてもいろいろおかしいのに「シルバーマンは絶対自分たちのためにやってるんだ」と無理やり自分の都合のよいように考えて「寂しい」という感情をまぎらわせていたんでしょうね。

で、「寂しい」の気持ちを出さないように、「シルバーマンは自分たちのためにやってるんだ、仕方ない」と、どんどん上にいろいろかぶせていってしまったのでしょう。
で、こじらせる結果に。

結局、裏切られたわけで、抑圧した感情が出て泣いてしまったと。


ふたりとも思い通りにならなかったら、怒りがち

で、ふたりとも、ことが自分の思い通りにならないと、ものすごい怒るんですよね。

コレ、本当に感情を超越した完璧超人なら、淡々と対処するはずなんですよね。
超人閻魔は、常に目が血走っていて怒っている時点で、もはや自分は完璧ではないというのにわかってるんだろうか…
まぁ、そう思っても「全部ゴールドマンが悪い」と責任転嫁しそうですけどね><

その辺、ジャスティスマンは一番淡々としていて、理想的ですよね。

悪魔超人軍について

前回、記事で「地上の超人がむちゃくちゃするのが問題だったのに、悪魔超人みたいな野蛮なの作るのはどーなのかと」と書いたのですが、コメントでとてもわかりやすい例えをしてくれた方がいましたので紹介。


今回の考察で、暴れまわる超人が問題だったのに、ゴールドマンが野蛮な悪魔超人なんてものを作ってしまってるけどそれでいいのだろうか~というくだりを見てちょっと思ったのですが、
当時の悪魔超人というのは地元のヤクザとかマフィアとかそういった類のものだったんじゃないかな~と。

悪い連中には違いないんだけど、悪いなりに秩序を持ってるから、そいつらがいなくなると無軌道な連中がもっととんでもない事をしでかしちゃうので、必要悪として機能はしている集団、というような。

当時の地上の超人は野蛮な連中ばかりだったようですから、ゴールドマンは自らの圧倒的な力を見せつける形でそいつらを率いる事にしたのではないでしょうか。
(言葉で言い聞かせるみたいな手法はゴールドマンには出来なかっただろうしなぁ…
逆にそれが出来るのがたぶんシルバーマン)

「俺達はゴールドマン様が率いる悪魔超人組だ~っ!」みたいなノリになっちゃってて、そういう縄張り意識が後に正義超人との軋轢を生み、トップのゴールドマンやシルバーマンにもどうする事の出来ない派閥争いに発展していった…みたいな流れなんじゃないかなぁと想像しています。

(yujiさん、コメントありがとうございました)


ふと思いついたんですが、ゴールドマンが地上統治のためといいながら、悪魔超人軍みたいな形にしちゃった理由。

一つは、強力な力の統治でないと、当時の修羅の国であった地上をまとめられなかった。
(北斗の拳のラオウと同じ理屈。)

もう一つに、やはり完璧超人の教えである「感情=下等」というイメージが抜けきれなかったのではないでしょうか。

要は、お上品すぎるから行き詰まる。
もうちょっとワイルドさが必要だ、汚れる覚悟で。
みたいな感覚だったのでは。

(で、自分でもどうかなと思いつつ、パイプ椅子で
弟の子孫を殴打して、チンケな技でー!…とか
叫んでみたりww)

そういった意味では、感情をより崇高な意味合いで捉えて“正義超人”という概念を生み出した銀は、超優秀な存在だったのではないかと。

(名無しの方、コメントありがとうございました)


上記の2件のコメント、すごいわかりやすかったですヽ(´▽`)ノ

たしかに、悪魔超人軍って、ただ悪魔なだけでなく、いざというときに悪魔として振る舞うために、普段は必死にトレーニングしてるんですよね。
ただ欲望のままに暴れまわっている連中とはぜんぜん違う、と。
さらに、悪魔将軍を頂点とした固い結束があるわけで。

ひょっとしたら、秩序なく暴れまわる地上のあらくれどもに対して「悪魔のように強く、無慈悲な制裁を与える超人」ということで、悪魔超人だったのかもしれません。

そもそも地上の超人たちを上品に育てようなんて発想がなかったのかもしれませんね。
やっぱり下等というイメージがあったんで、力で支配しかない、と。
まぁ、ゴールドマン自体が平和的な発想するタイプじゃないというのも。

で、さすがにこれは強引すぎるということで、シルバーマンが平和的な解決法王を思いついたわけですね。
なんかめちゃくちゃつじつまがあいました!
素晴らしいです、お二方、ありがとうございましたヽ(´▽`)ノ









4 comments on “今週は休載なのでいろいろ考察してみました”

  1. 分かりやすい解説ありがとうございました^ ^
    確かにかなり悪魔超人は必要悪で、北斗の拳のラオウと同じ理屈というのはかなりしっくりきますが、完全にパクリ感否めません。連載当初はキン肉マンも北斗の拳も同世代なので、今の連載読んでる方は大抵はどちらも読んだことがあるでしょうし、こんなパクリの設定出してきますかねf^_^;

  2. 追記ですけど、最新巻に残虐超人は正義超人カテゴリーで、その中の悪玉超人ということをオフィシャルで言ってましたね。
    シルバーの子孫キン肉族とか、ロビン王朝とかテリー一族が善玉でシルバーが見込んで直接指導した一族、ブロッケン一族とかラーメンは元々どうしようもない超人で倒して無理やり更生させた残虐超人一族、みたいな感じな気がしました。
    ゴールドマンも最初は地上で王朝を築いた(バッファロー一族)けどちょっと失敗しちゃって魔界でアシュラ一族を構築したと。うまく補完できそうですね^ ^

  3. >モストデンジャラスコンビさん
    必要悪ってのは何も「北斗の拳」からでたアイデアではなく、昔から現実に存在する現象・概念なので、パクリとかいう次元ではないと思いますが…
    でもバッファロー一族がどんな位置づけなのかは気になりますね~
    そういえば超人墓場を模して魔界を作ったとか言われてた気がするけど、魔界はどういう役割だったんだろうか。

  4. 魔界は生き返りの無い超人墓場のコピーのような感じでは?悪魔超人も出張る以外は修行しなきゃいけないし。
    でも、悪魔超人や正義超人の死んだのが超人墓場でウロウロしていたり、その後復活していたりするのは話的に矛盾している気もしますね。まあ、そこは突っ込んじゃダメってことで。(ところで、この「突っ込んじゃダメ」という発想は宗教を成り立たせるスパイスですね)。
    ジャスティスは「魔界は存在しちゃいけない」と言っていたけれど、そう自分で言いつつ、「そういや超人墓場もダメだよな・・・」と気付いちゃって、そこに更に都合良く、どっちも無くてもシルバーの枠組みで大丈夫じゃんとテリーに気付かされた。
    魔界の意味合いはゴールドがザ・マンと瓜二つということで、完璧超人の枠組みを地上でやれば良いじゃんと思ってて、荒れてた頃は地回りのヤクザで統治するのが好都合だったのだけれど、殆ど統治ができちゃって、その後に平穏になっちゃうと、何か浮いちゃったから、地回りは時々で良いかなとなって、じゃあどっかで修行でもしてよっかとなった。他方、殆ど統治ができちゃっただけでは完璧な理想とは言えないと思ったシルバーは平穏な状態の超人に「正義」を説いて、「地回りする連中はもう不要だよね」となっていったのかと。
    以上がゆで設定なのかなと。
    現実に照らし合わせると、少しズレがありますね。
    日本の戦後直後も、「仁義無き戦い」のような地回りのヤクザが警察よりも幅を利かせていた時期もあったけれど、段々と法治国家が幅を利かせるようになっていく。ヤクザの中でもできる奴はビジネスマン(資本家)に鞍替えして世の中を統治する側になっていく。そこには正義の立場も悪魔の立場もある。それらが互いに切磋琢磨して成り立つ。これは現実世界でもある話ですね。
    他方、再び戦争をおっ始めるリスクをどう管理するのかという視点が欠落しているから、ゴールド、シルバー、ジャスティスの3人が納得している形が本当に永遠と喩えられるのかは疑問ですね・・・。サイコを支持したい訳でもないんですが、サイコの存在の一番の意義って再び戦争をおっ始めるリスク管理をしていることだと思うんですよね。
    サイコがいてくれると良いな。でも、現実の世の中にはサイコはいない。いるのはゴールドとシルバーだけ。これがゆで設定と現実との差かな。

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