今週のキン肉マンです~
ネプさんは、実際に無量大数軍に不意をつかれて牢に繋がれていたらしく。
鎖に繋がれてたのはイメージ画ではなく、ほんとだったみたいです。
絶対イメージ画で、ぴんぴんしてると思ってたら、なんという不意打ち。
なお、条約調印は、完璧超人の主流派で構成される議会をまとめたうえでのことだったそうで。
やっぱ、1000人の部下を連れていったネプキンたちが主流派で、始祖たちや無量大数軍は原理主義派で、少数派ってことなんですかねぇ。
で、主流派がみんなで次世代のリーダーとしてネプを選んで、それでまとまった感じ。
後見役としてネプキンがついたんだけど、実はネプキンは権力欲にまみれていたので、裏でネプを操ろうとしてたとか、そーいうかんじでしょうか。
サイコマンが「調子に乗ったから、ネプキンの無量大数軍の資格を剥奪した」といってたけど、別にネプキンがダメなやつだったのではなく、原理主義派と主流派の意見の食い違いから起こったことかもしれませんね。
…まぁ、タッグ編のあれを見ると、どーしてもダメな奴にみえてしまいますが(;´Д`)
で、牢にとらわれてたネプをピークが助けてくれたと。
そういった話はともかく。
ネプは「必ずネメシスと戦え」と言いに来たそうで。
ネプ自身、今後も完璧超人界に生きるつもりで、その上で、完璧超人界に必要な男であるネメシスを正してやってほしいとのこと。
今、完璧超人界は変革の時であるものの、それを内部からどんなに唱えても聞く耳もたず。
現状打破のためには、外部からの強烈な一撃が必要で、それが出来るのはキン肉マンだけだ、と。
うーん、腐った組織は、なんらかの外的要因がない限り、買えられないということですね(;´Д`)
しかし、当のキン肉マンは買いかぶりすぎだと泣き出します。
ロビンとラーメンマンに連勝したバケモノにかなうはずがない、と。
ネプさんは「お前だって過去に勝っているじゃないか」というものの、キン肉マンは「全部まぐれ、運がよかっただけ」と言い張ります。
「それをわたしの実力みたいにみんな思って…
みんな私に騙されている!
私はこの宇宙で一番のサギ師みたいなもんなんじゃああーーー!」
ゲーッ、ココに来て弱気でぐだってしまうという誰得展開!(;´Д`)
さっさとやる気出して欲しい次回につづきますー
なんか、サイコマンもジャスティスマンも退場しちゃってテンションが落ちている中で、この「主人公がやる気を出してくれなくて話がすすまない」という展開。
もうめんどーくさくなってきて、感想記事も投げ出してしまおうかと思ったわけですが(笑
「運が良かっただけ、まぐれ」という感覚、わかるなぁ…
よくよく考えてみると、キン肉マンのこの心の闇、自分にも心当たりが会って、なかなか興味深いんですよ。
たとえば、わたしの話をしますと。
今でこそ、個人事業主で自立していて、先月に休業しちゃったものの、株式会社の社長だったんですよ。
でも、ぶっちゃけ感覚としてはニートの延長線上でして。
もう単純に「働きたくない」を追求し続けた結果ですし、はっきりいって「運が良かっただけ」という感覚があるんですよ。
もうほんと、たまたま運が良かっただけ。
再現するの無理。
わたしは、就職して、組織の中で働くとかいう、なんかみんながやってそうなこと絶対無理なんですよ。
だから、中身はダメニートのままとも言えるんですよ。
たまたま、自分の嗜好と、収入になる脱毛というジャンルが一致しただけですし、まぐれで運が良すぎたと言わざるを得ません(;´Д`)
それこそ、ネットがなかったら人生詰んでました…
というわけで、なんかこう「運がなければどん底だっただろうなぁ」という恐怖感あるんですよ。
人間、「もしあの時ああしていれば、うまくいってたのに」みたいな、都合の良い未来を考えたりすることありますよね。
わたし、結構その逆バージョンで「もしあの幸運が無かったら人生詰んでたなぁ(つд⊂)エーン」みたいに、都合の悪い未来を考えて恐怖することあるんですよ。
この感覚って、スグルがいっている「運が良かった、良すぎたんだ」という感覚であり、ゆで先生自身も考えたことのあることなんでしょうね…
確かにスグルが完全に実力で勝った試合は少ない
実際、スグルの試合って、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉がピッタリで。
勝ったスグルは「運が良かった、不思議の勝ち」だけど、負けた方はちゃんと敗因があるんで「不思議の負け無し」なんですよね。
ラーメンマン戦は、そもそもラーメンマンがスグルのペースに巻き込まれて、自滅するような試合運びをしたのが悪い。でも、スグルからしたら、なんか相手が自滅してくれて、まぐれで勝っちゃった感。
ロビン戦も、ロビンの詰めの甘さが敗因だけど、そもそも試合がきっちり成立して、ロビンを追い詰めたからこそ、その弱点をつけたわけです。
でも、スグルからしたら、たまたま背骨がボキィと鳴ったのを折れたとカンチガイしてくれて勝っちゃった感。
ウォーズマン戦も、ウォーズマンからしたら全力で戦って30分で決められなかったのが敗因。
でも、スグルからしたら、パロスペシャル決まって終了しそうなところで、急に煙ふいてくれて助かった感じ。
悪魔将軍戦とかバッファローマン乱入で無理やり勝ったので、勝った気はしてないでしょうけど、将軍としては負けた自覚あるでしょうし。
ミッショネルズ戦も、最後の最後にアポロンウィンドウがマシンガンズ側に味方してくれたおかげでの勝利。
フェニックスにいたっては、そもそも火事場のクソ力を封印したおかげで互角に戦えたけど、火事場のクソ力を分離してたせいで、スグルを殺したと思ったのに、封印がとけて生き返ったという、なんかどうしようもない負け方、完敗です。
封印してなかったら、そもそも相手になってなさそう。
でも、スグルからしたら、奇跡の勝利ですよね。
ただの優劣を決める戦いでなく、負けたほうが自分の弱さを知る戦いになる
実際のところ、「運がよい勝利」をもぎとるためには、相応に実力がともなっていて、きっちり試合が成立して、さらに異常な耐久力で試合を長引かせる必要があるんですよね。
それに加えて折れない心で攻め続けた結果、相手の弱みにつけこめるんですよね。
で、さらに相手の隙に叩き込んでKOしてしまえる強烈な必殺技があるからこそ勝てるわけで。
運がよいのは否めないけど、運をつかむための試合運びを出来るだけの、とてつもない実力がある、と。
そして、スグル以外にそんな実力のある超人はいないわけですね。
スグルの試合は、いってみれば、負けたほうが自分の弱さに気付くような戦い方なのでしょう。
勝った方は、相手の隙を突いて勝ちを拾ったかんじなんで、なんか「相手よりも自分のほうが強い」という感覚はもてない、と。
うーん、これは特殊な存在ですね。
そして、超人閻魔が「弱々しさに騙されてはいけない、とてつもなく危険な男だ」というのも納得ですね。
なんかスグルとの戦いを通じて生まれるものって、優劣を決める競争主義的な考えでなく、「敗因は己の中にあり」という、自分を高める考え方にいきつくと思うんですよね。
負けたことで、自分の弱さを知り、成長する感じ。
完璧超人の考え方とは絶対に相容れない。
そして、この考えに理がある故に「惑わされるな!」と必死になるのかもしれません。
運が悪すぎたネメシスへの恐怖もあるのでしょう
あとは、「なんだか知らないけどうまくいった感」があるスグルは、逆に「なんかもう色々ひどい目にあってるネメシス」に対する恐怖があるのかなーと。
不幸のどん底でやってきてる相手を見て、「コレは勝てない感」を感じたのでしょう。
さらに、そもそもネメシスの存在がキン肉王家の闇とかいう、自分の生まれる前のご先祖様の撒いた種で。
これはキツイ。
なんでそんなもんに自分が向き合わなきゃなんないのかと。
たしかに、自分なら勘弁して欲しいですね(;´Д`)
とまぁ、こんなかんじで色々と考察してみると、深くてなかなかおもしろいですねー
最初読んだ時は「二世の時みたくぐだぐだになってるなぁ」と思ったけど、今のゆで先生なら、きっとこの心の闇をうまく掘り下げて、良い話にもっていってくれるはず…
呪いの蜘蛛みたいな変な展開になりませんように…(笑
いつもながらの深い考察、見ごたえがあります。
「うぉーい、ウォーズマン!ちょっとくらい煙が出たってなんじゃーい」って言ってた人と同一人物には見えないくらいヘタレてきましたね、、、どう立ち直るのか、進まないなりに次の話が楽しみです
ゆきにゃんさん、初めてコメントしますが、いつも楽しく感想記事を拝見させていただいています。
自分も今回で、スグルの怯えようは多分今後の展開の伏線になるんだろうけど、それにしてもちょっと先週から長引き過ぎじゃない?と思ってましたが、ゆきにゃんさんの考察を見て納得できました。
スグルの対強豪超人との闘いでは、何かしらのラッキーや外的要因が働いてた事が多いわけですねー。ウルフマン戦ではミートの声援が無ければ負けてましたし、バッファローマン戦ではウォーズマンが角を折ってくれてましたし、あとダメ超人として蔑まされてた期間が(作中時間では)かなり長かったのも、自分に自信が持てない要因なのかもしれないですね。
たしかに王位編まで勝ち抜いてきたスグルがここまで怯えて逃げようとするのはやっぱり違和感がありますよね?
ネメシスとの対決までのインターバルもちょっと長い気がします。
2世の最後の方みたいなスローペースに戻らないでほしいのですが、ちょっと無理だろうなあ・・・
それとゆきにゃーさんが自身がダメ人間だと書き込まれてましたが、ぜんぜんそんなことはなかったと思います。自分の趣味をネットなどを使って利益に結び付けてる人間はたくさんいるでしょうし、人それぞれの個性をどう発揮するかだと思います。
私自身も精神障害に認定されて障害年金をもらったり、カフェで働く傍ら、投資ビジネスを勉強してなんとかネットで自立していこうと悪戦苦闘している状況ですから、ゆきにゃーさんも自分を卑下せずに頑張って生きてください!
ネメシスに今週のキン肉スグルの惨状を見せようものなら、
きっと同情も共感も理解もせず(出来ず)に「お前ほどの男が何言ってるのだ!」などと怒り出すか、内心軽蔑しそうな気がします。
彼に「慈悲の心が欠ける」というのは、多分そういうことでしょうね。
個人的には、キン肉星で軟禁される前も、王家と親しい関係にある人々に向かって能力や才能に恵まれない人の神経を逆撫でする、あるいは、無自覚のうちに侮辱するような言動をしていたような気がしないでもないです。
ここに来て今までギャグ調に描かれたキン肉マンの強い超人との試合前の弱気なリアクションの伏線回収がきたな。
この新シリーズがなければキン肉マンは本当は強いのにさっさと戦わずおふざけをかますギャグ超人だった(そこも魅力的ではあるが)。このシリーズのこの話のお陰で最強と思われたキン肉マンの弱気な態度もギャグを挟んでいるけど真実で、それでも平和(普段の戦い)や家族との絆(王位争奪戦)の為に怖いのを我慢して戦い続けていた事が明かされた。まさに王位争奪戦での決着はキン肉マンにとって孤独や戦いからの開放で読み切りでのテリーマンとの決着やそれに備えての仲間達とのスパーリングは超人レスラーキン肉マンの気負いせず行える生まれて始めての戦いだったんだろう(スパーリングで簡単に負けたのもそのため)
キン肉マンが投げ出すのは王位争奪戦の出だしに続いて二度目。どちらも家族関係。幼少時に捨てられて大人になって再会した親との関係を否定されたりネメシスに起きた不幸は衝撃的だったはず。逆にキン肉マンが率先して戦ったのは口煩い弟のような存在のミートがバラバラにされたりミートに鼓舞されたり初対面の兄が自分の為に命懸けで戦い自分に後事を託した時が目立つ。そのキン肉マンにとってネメシスに起きた一族の闇が自分一人に憎悪を向けてくるのだから元孤児のキン肉マンにしてみれば精神的な負担は洒落にならないと思う。
結婚式読みきりの時は少なくともラーメンマンには圧勝してるんですけどね(笑)
ただ、ロビンにもウォーズマンにもバッファローマンにも負けてるので……。
実際のキン肉マンの強さ順位はこの読みきりが目安になりそうな気がしますね。
この考察は深い!
しかし、単なる歌のタイトルだと思ってた【奇跡の逆転ファイター】というアレが、
25年ぐらい経ってまた原作者により(?)掘り下げられるとは…
…キン肉マン深すぎ!(;´д`)
怖気づくのは、これまで自分の本当の強さに気づかないまま、無意識的に勝ってきたからなんでしょうね。
それまでは連続して闘ってきたから、勢いで行けたんでしょうけど、ブランクがあった為に、積みあげてきたものもリセットされたんでしょう。
ここはネプチューンマンと闘って、再び闘志に火を点けてほしいところです。
「運も実力のうち」
運が悪いと、何やってもうまくいかず、やる氣が無くなったり、病んだり。
を、物心つく前から嫌というほど体験の、私は、4年前から占い師になり、自らも実践を続け、好転させ続けています。