ちょいと色々と考え込んじゃったんで、サイコマンやマグネットパワーに関する考察のつづきでーす。
そもそもサイコマンのゴールが「シルバーマンを連れ戻してやり直す」になっている
一応、始祖の当初の目的は「超人を育てあげる」ということだったわけですけども。
シルバーマンはそれを実践してきたけど、サイコマンはそれよりも自分が神を越えようとしていますよね。
どーもサイコマンは結局どうしたいかというと、「シルバーマンに戻ってきて、それでやり直したい」というだけの話で。
超人を育てるのには、それほど興味はなさそうです。
いや、サイコマンも、期待したネプキンにマグネットパワーを授けたりして、一応は後進を育てていることは確かなんですけども。
元に難ありだったのか、サイコマンに問題があったのか、裏切られたわけで。
無量大数軍にたいしても「不甲斐ない」というスタンスでしたよね。
とにかく上手くいってないし、上手くいかないのを、後進のせいにして自分を省みて改善しようとしないんですよ。
教育者としてダメというか、根本的にやる気ないだろう、というか。
そもそも心の奥底から望んでるのは、シルバーマンに戻ってきてもらうことなわけです。
だから、他は割とどうでもいいというか、むしろ当初の目的が達成されちゃうと困るんですよね。
それで終了になっちゃうから、シルバーマンに戻ってきてもらって、やり直すことが出来ない。
シルバーマンと一緒にゴールを達成することが一番理想なわけです。
だから、シルバーマンが戻ってきてくれないことには、サイコマンは前にすすめないのかもしれません。
それもこれも、シルバーマンが地上に居ついた時にきっちり説明しないからですね…
まぁ、説明してわかってくれたかは疑問ですが…
マグネットパワーの有効活用を考える
マグネットパワーについて色々考えてみたんですけど、今は完璧超人というかサイコマン一派が独占してることが問題なんですよ。
これが、正義・悪魔・完璧の三属性がわかりあって、それぞれの代表者で共同管理していけば、みんなが恩恵に預かれるんじゃないかなーと。
たとえば、超人レスリングで傷ついた超人の応急処置に使うとか。
死にかけている超人に超人パワーを注入することで回復させようというのは、黄金のマスク編でジェロニモが危篤の時にやっていましたよね。
人工的に超人パワーを生成できれば、それを注入するだけで応急処置になります。
受刑者にでも臼をまわさせて、超人パワーをためておけばいいでしょう。
もしくはバイトにするのもいいかもしれません。
そうすることで、死者の多い超人レスリングでの生存率を飛躍的に高めることが出来ると思います。
超人を生き返らせるとか、戦いに利用するとかしないでも、こんな風に平和的に活用できるわけで。
もちろん、マグネットパワーを支配したいと思って争いが起きるかもしれません。
でも、ラーメンマンが「すべては陽と陰なのだ」といってたように、争いを繰り返しながらも、世界はよりよい方向に向かって少しずつ発展していくわけで。
仮にサイコマンがマグネットパワーで増長して、身を滅ぼしたとしても、マグネットパワーが平和利用されれば、サイコマンの研究は世界にとてつもない恩恵を与えたことになります。
素晴らしい功績ですよね。
そうなれば、たとえ自分がマグネットパワーで身を滅ぼしたとしても、研究は無駄ではなかったことになります。
でも、もしもマグネットパワーで身を滅ぼして、「これは封印しよう」ということで封印してしまったら、本当に無駄になってしまう。
扱いが難しい力かもしれないけど、上手く扱えばとてつもない恩恵をみんなに与えることが出来る力なのですから、全否定の方向にはいかないでほしいなぁと。
わたしは理系なので封印にはどうしても納得がいかない
わたしが理系育ちだからなのかわかりませんが、この世の真理をときあかしたいのですよ。
わたしがやっているこの考察は「キン肉マン世界の真理を解き明かそうとしている」んだと思います。
そういう考えからすると、素晴らしい可能性が眠った地球のエネルギーを見つけて、それを「これは身を滅ぼしそうだし、慢心につながるから、封印しよう」とか、人としてあるまじき対応なのです!
仮にマッドサイエンティストになって、身を滅ぼしてでも、この世の真理をときあかすために特攻するのが、正しいあり方なのです!
そうやって、幾多の失敗を重ねて、科学技術は発展してきたのです。
シルバーマンの考え方は無難すぎてつまらないのです。
一見物腰柔らかそうだけど、いきなり極論いいだすし、そりゃ将軍様とも対立するわけだ…
シルバーマンの欠点は相手の感情を全く理解できないこと
サイコマンは「ザ・マンとシルバーマン以外の他人を信用できないので、全部自分でやろうとしている」という難点があって、それが大きな問題を引き起こしているわけですが。
一方、シルバーマンは「相手の気持ちを考えなさすぎて、逆なでしている」と思うんですよ。
結局、サイコマンってシルバーマンに理解を求めてる部分がありますよね。
マグネットパワーの研究をきっちりと認めて褒めてあげたうえで、みんなが幸せになる使い方について提案してあげればいいと思うんです。
まぁ、それでいうこと聞くかというと、すぐには聞かないと思いますけど、シルバーマンが色々なデータを提示して、根気強く説得を続ければ、そのうち納得してくれるかもしれません。
根は善良そうなので、話せばわかる可能性がある相手だと思うのです。
なのに、「まだその力使ってるのか…封印しろといったのに、止めればよかった」とか、わかりあう気ゼロなんですよね。
むしろ、余計に頑なになるだけです。
ネメシスについてもそう。
シルバーマンの「じっくりと地上の超人を育てていく、正義超人という考え方」は、熟成するまでに多大な犠牲者を生み出しました。
そして、実際に犠牲になって憎悪に支配されているネメシスが目の前にいるんですよね。
なのに、心のケアをする気がないというか。
まぁ感情よりも理論を重要視する完璧超人の弱点なのかもしれませんねぇ…
そもそも当初の「超人を育てる」って、そんなに大切な目標?
もう根本的な問題なんですけども。
「地上の超人を育てましょう」って、そんなに大切な目標なんですかね?
もちろん、多くの人が幸せになる素晴らしい目標だと思います
でも、これって「ザ・マンが、みんなに与えた目標」でしかないんですよね。
言ってみれば、親に期待された目標と同じ。
でも、みんなそれぞれやりたいことって違うじゃないですか。
「やっぱり自分はこう生きたい」って思ったりするわけで。
そりゃ「地上の超人を育てるために命を救われた」わけですけど、だからといって、言うとおりにしないといけないわけではないです。
たとえば、親に「医者をつがせるために生んだ」って言われたからといって、医者になること以外は許さないって、ほとんど虐待レベル。
そんなに医者になることが大切なんだろうか、自分には別にやりたいことがある、というわけです。
人間、生きていれば、どんどん目標も変わっていって当然です。
まぁ、この目標から変更するのであれば、始祖の地位を返上するのが筋ですが、それするとあやつが怒り狂うんですよねぇ…
うーむ、こう考えると、あやつはとんでもない毒親ですね(;´Д`)
それでも離れていったゴールドマンとシルバーマンは、見事な親離れをとげたわけですね。
一方、サイコマンは、たまたま自分の研究が毒親に都合よかったから、どんどん親離れ出来ない方向に。
とまぁ、考えだすといっぱい出てくるんですけど、書きすぎて疲れました!(笑
ゆで先生は、いったいどういう結論を出すんでしょうねぇ…
まあ、一番良かったのは、サイコマンに研究させて
シルバーマンに、監査役をやらせる様な形だと
思いますね。
今の原子力エネルギーを監査・コントロールする組織が
あるように、管理体制をきっちり作る。
サイコマンも大好きなシルバーマンと、
一緒に研究できて幸せだろうしw
このままいくとシルバーマンはネメシスにまったく顔向けできませんよねw
「ネメシス、君もね」しか言ってない現状、こっからどうケアしていくつもりなのか・・・
そもそもこのセリフが上から目線というか。
サイコマンがマグネットパワーで一回や二回失敗したところで大した問題はないと思いますね。発見してから数億年の間問題なく運用しているわけですから。数億年分の成功の成果があるのに、一度の失敗で「マグネットパワーは害悪でした」なんてことにならないでしょう。
例えば自動車。
発明されてより100年くらいでしょうか、無数の交通事故を起こしているわけですが、利便性、恩恵の大きさからか、自動車を失敗の発明とする人はまずいないでしょう。
まぁ自動車は交通事故の多発や環境問題などを受けて少しずつ形を変えているから支持されているのでしょうが。
それを受けて、サイコマンがすべきは二点。
「数億年の研究成果を発表し下等超人の末端まで浸透させること」
「危険を発見次第その防護策を用意すること」でしょうか。
あ、あと「信頼できる有志を募って運用を手伝ってもらう」も入れた三点か。平和的に利用できることが証明されれば少なくとも正義超人は賛同しそうだけどなぁ。
ファーストコンタクトがヘルミッショネルズだったせいで悪い印象がこびりついちゃったのか。そう考えるとサイコマンがひたすらネプチューンキングをなじるのも無理はない気がしてきました。
「プレゼン失敗して悪い印象つけやがって」
なるほど。深く考えてしまいます・・・北斗の拳でもそうでしたが
あやつ=カイオウ、ゴールド=ラオウ、シルバー=ケンシロウと似ている点があるような(スグルはこの話でピンとこないのが正直な所)結局のところ『正義は勝つ』ではなく勝った者が正義なんですね。悲しいけどそれが真実に近いかもしれません。
本編にさらっと書かれていましたが、シルバーマンの顔はマスクでなく素顔なんですね。
ということは、キン肉星では、金のマスクと銀のマスクを祀っていたのではなく、単に生首を晒していたという事に(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
コレを被るという事は、顔の皮を…以下略。
で、ふと思ったのですが、金と銀が首斬り合ってジャステイスマンに回収された後、サイコマンか閻魔が生首にマグネットパワー与えたおかげで、首だけでも生きていたのかなーと。
これから先、いろんなものがマグネットパワーで解決しそうな気がします。
マグネットパワーに限らず、万人が納得することなど有り得ない。
マグネットパワーを使っているのが、常に上から目線である完璧超人だから否定派が多いのかも。仮に悪魔超人が使っていれば「勝つ為に利用できるものは何でも利用する」と言うことで、ここまで否定派がいなかったのでは。正義超人は使わなさそうですけど。
マグネットパワーを傷ついた超人の応急処置に使うという思想は、完璧超人には無いでしょう。負けたら「自害しろ」という連中ですから。「下等超人など死んで当然」とか言いそうだし。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」の言葉が表していますが、正義が勝つ訳じゃない。勝った者が正しいと思われているだけ。過去の歴史が如実に物語っています。
ザ・マン、サイコ、ゴールド、シルバーは自分の考えが正しいと思ってそうですが、これこそが驕りでは。そう考えると、オリジンで一番まともなのはジャスティスかもしれませんね。
な、なんかマグネットパワー否定の一件で、シルバーマンの株が暴落してる?
封印と監視と言う結論は、つまらないけどアリだと思うんだけどなあ。
ある意味、サイコマン以上にマグネットパワーを評価した故ともとれるし。
力の暴走とかは兎も角、マグネットパワーが地球の生命力であるならば、使い過ぎれば地球が死ぬ可能性もあるし、未知の力である以上、使用してしまった分の補充すらできない(地球にとっての寿命に相当する力である)可能性も否定できないんだから。
現実世界のヒトクローン技術なんかも、極めれば万能薬に等しい技術だとわかりきってはいるけど、実際は倫理面から規制されてるし。技術者が規制を納得できるかどうかは兎も角、出来るからと言って何でもかんでもやってしまうのは、やっぱり危険だと思う。
でも、ザ・マンとサイコマンが危険視している火事場のクソ力も超人の力を増幅させる点でマグネットパワーと同じですよね。
たとえは悪いかもしれないが
アヘンから合成したモルヒネと脳が体内で合成したモルヒネ(エンドルフィン)。サイコマンは前者・シルバーマンは後者だけOKでもう片方はアウトって立場なんだけど…どちらもモルヒネという点で同じなのに片方だけアウトにすることはなんか納得いかない。
正義超人のクソ力が周囲を思いやる心から生まれているのならば、正義の心を胸に一つ、というシルバーマンのセリフは、力そのものよりも力を使うための資質を重要視しているわけで。
要するに、シルバーマンは大きな力を使用するには正しく使う資質がいる→じゃあ正義の心が強ければ強いほど力を増す超人を育成しよう、って流れで正義超人軍団を作ったのではないかと。
で、実際、マグネットパワーを使えばネプキンみたいな心無い超人も強くなれちゃうわけで。サイコマン視点では『誰でも使える便利な力』ではあるけれど、シルバーマン視点では『誰でも使える危険な力』になってしまう(要するに、サイコマン視点から見た正義超人とクソ力の子供と日本刀理論が、シルバーマン視点の超人とマグネットパワーには丸々当てはまる)。
地球で駄目超人と馬鹿にされ続けても腐らずに世界の平和のために超人の力を使い続けたスグルが、正義の心で強くなって始祖すらを超えていく様子は、シルバーマンにとっての理想そのものなんだと思う。
個人的には「研究自体は否定はせんが、闘いに組み込むのは反対」ってのに賛同です。
ただ、友情パワーと同じだとは思えません。
友情パワーもマグネットパワーも他者の力を借りると言う部分は同じです。
けどサイコマンは、マグネットパワーを主軸として自分を鍛えています。
拾式奥義を使うのにアポロン・ウィンドウ開いてましたから。
逆に言えば、マグネットパワー(他者の力)がなければ全力を出せない、ということになります。
地球以外の場所、キンニク星などで戦ったら、プラネットマンにも負けていた可能性があるんです。
仲間同士で助けあって物事を成すのが友情パワーだとすれば、親の七光りを使って楽をするのがマグネットパワー。
私はそう判断しています。