完璧超人始祖の立場にたって、
下等超人とはどういうものか考えてみよう

書く書くといっていた「完璧超人から見た下等超人がいかに下等か」をわかりやすく例えようというお話です~

まずは結論からいっちゃって、ちょっと前に話題になった酒鬼薔薇聖斗の件で例えてみます。

あんな残虐な殺人をおかしたんだから、性根から狂っていて、更生の余地はないと決めつけているのが、ガンマン的な見方。

逆に、きっちりと少年院の更生システムにそって更生したわけだし、ひょっとしたら、なんとかなってたらいいなと思って、今を見ようとするのが、ペインマンやカラスマン的な見方。

進行形で見るのがほんとは正しいんですけど、心情的にはなかなか難しいものですね…

…とはいえ、これだけだとわかりにくいので、長々と解説していきます。
めちゃくちゃ長いです(笑


完璧始祖視点での歴史

完璧始祖が、なぜ地上の超人を下等超人と言い切るのか。
「勝手に決め付けやがって、お前らこそ下等だ!」といってては、喧嘩になるだけです。

ここは、相互理解のために、完璧始祖になったつもりで想像することが大切です。

というわけで、まずは完璧超人始祖たちがいたころの地上を想像してみましょう。
修羅の国状態で、超人全部ほろぼしてしまおうというくらい、それはもうひどいありさまだったそうです。

ここで、いかにひどいかを具体的なイメージを出してみます。


地上の地獄絵図を具体的に想像してみる

徹底的に地上の超人を下等にすべく、まずは初期状態の地上について、出来るだけ最悪をイメージしてみてください。

たとえば、わたしの中でのイメージ。
酒鬼薔薇聖斗みたいな連中や、オレオレ詐欺をしているような連中ばかりと考えてみましょう。
そして、たまにはまともな超人もいるのですが、だいたいはだまされて殺されてしまいます。

もはや完全に地獄絵図。
「もうコレだめだろ、リセットだ」と言わざるをえないです。

さらに、当時の超人は今と違って、体の作りももろかったのでしょう。
また、実際に原始人に近かったので、格闘技なんてものもなかったのでしょう。

そこで、ぐるぐるパンチで殺し合いしてるような状況をイメージしてみましょう。
実際にそれで死んじゃうくらいにもろいんですよ。
…だめだこいつら…

もろいというか、超人の攻撃力が高すぎるんですよ。
さらに、始祖たちを見てわかるとおりHPも低いんで、ぐるぐるパンチだけで死んじゃうんです。
そう考えたら、実はすごいんです。
でも、「ぐるぐるパンチで死ぬ」と考えると、頭抱えたくなりますよね(;´Д`)

そんな中で、まともな神経してて、しかも生き延びることが出来るくらいに強かった10人の超人がいました。
神は、彼らを完璧超人始祖として生き残らせ、他の連中はカピラリア光線で一網打尽にします。

こうして、ろくでもなかった地上から超人がいなくなり、完璧超人始祖は新たな世界を創り出していくことになりました。
めでたしめでたし。


残った10人は高等教育を受ける
地上で生き残った連中は野蛮で品性のない原始人のまま

このとき、ザ・マンは10人の始祖たちに対して、最高の教育をしたわけです。
完璧超人たる倫理観、精神論、格闘術。
さらに実践で体を鍛えて行ったわけです。

この時点で、完璧超人始祖は、野蛮で知性もなく、ぐるぐるパンチで戦っていたような地上の超人たちとは明らかに違うわけです。
もとからまともだった上に、地上に降り立った神から、最高の教育を受け、格闘術を身につけたわけですね。

ですが、地上にも野蛮な超人たちが残っていることが判明します。
ここでガンマンは「殺しにいこうぜー!」とノリノリなわけですが、いかに地上が最悪だったかを想像すると、その選択もありと言えます。

我々は、地上の超人の子孫目線で考えるので、「殺しにいこうぜー!」はひどいと思うんです。
でも、始祖たちは修羅の国だった現実と、地上の超人たちが本当にどうしようもなかったことを体感しているわけです。
教えてもらったとかじゃなくて、実体験で感じてることですからね。

正直者で実は良いやつのガンマンが、速攻で「殺しに行こうぜ!」といって、義理堅いシングマンも賛同するくらい、当時の地上はどーしよーもなかったのです。

ですが、ザ・マンは「我々は完璧になったし、ここは管理運営して、やつらを正してみよう」という選択をします。

でも、ガンマンとしては、地上がいかにひどかったか、あいつらがいかにウソまみれのド下等だったかを痛感してるわけで。
それは生ぬるいというわけですが、始祖たちを教育して自信をつけたザ・マンは、管理運営にも自信を見せます。


そして訪れるザ・マンの命日
導くのは諦めて、粛清して従わせる方針に

ですが、そもそも「こいつら全員失敗作だから全滅させちゃえ」といわれたような連中です。
ちょっとやそっとの管理運営で上手くいくわけがありません。

何万年も運営してたけど、無理!
いつまでたっても修羅の国のまま!
この際、直接粛清してわからせてやる!!

で、ようやっとのことで、おとなしくなったわけです。

もうこの時点で、始祖側は

「あいつらは放っておくと、ろくでもないことをやらかす連中」
「見守ってもダメだから、最悪実力行使で従わせる」

という感覚が染み付いてしまったわけです。
地上にいた頃の実体験と、管理運営したときの実体験の2度ですからね。

それにしても「地上を良くしていこう」と考えてたザ・マンが「無理だから粛清して従わせる」と舵を切り替えたわけで。
将軍様の「ザ・マンの命日」という発言も納得ですよね。
で、ガンマンの「やめときゃいいのに、管理の方向にいくから」という一連の発言も納得。

この時点ではそれくらいひどかったし、実力行使しないと言うことを聞かなかったんですよ。


その後、始祖たちの見方が一人一人変わってくる
ここで分裂気味に…

そんな中で、何を思ったかゴールドマンとシルバーマンだけは、「あいつら、実はいけるのでは」という判断をし、地上に降り立ちます。
虐殺王になるくらい相手をしたゆえに、何かを感じ取ったのかもしれません。

そこで、自身の価値観にもとづいた倫理観や格闘術、トレーニング法などを教えていき、地上の超人は少しずつ発展していくわけです。


この「少しずつ発展していく」を見たのが、ペインマンとカラスマン。
2人とも考え方も柔軟性があったようで、変化していく部分を見られたんですよね。
格闘スタイルも、「柔よく剛を制す」だったり、素早さで非力を補うスタイルだったので、脳筋にならずにすんだのかもしれません。


逆に、「地上の超人どもは、本当にどうしようもない」と見限ってしまい、現状をありのままに見るのではなく、過去の延長線上として見るようになったのが、ガンマンとシングマン。
まぁそりゃ、億年単位でダメだった連中を見てたら、「こいつらはダメだ」という判断をくだしもするので、仕方がないと思います。

ただ、ガンマンは真眼を持っていたので、ド下等だと罵りつつも、バッファローマンの本質を見ぬくことが出来たわけで。
それゆえ、嘘偽りなく闘った時点で、すでに彼のことを認めていたわけですね。

シングマンは、かわいそうにサンシャインに騙されたわけで、下等超人としか映らなかっただろうなぁ…


ジャスティスマンも、ミロスマンの件で私怨がまじってますが、ガンマンたち同様に「こいつらやっぱダメだ」と判断している派ですね。
その上で「常に公正でありたい」と考えているので「こいつらやっぱダメだ」と思いつつ、実際に闘ったら「え、意外といけてる?」と動揺しちゃったわけです。

で、超人閻魔は、なんかもうよくわからなくなって、言うこと聞かないから、全員完璧超人になるまで、力づくで管理してやるという状態に。
そんなことだから、あやつ呼ばわりされるわけですね(;´Д`)


まとめると

・ゴールドマンとシルバーマンは、地上の連中は我々にないものをもっているので、いけるかもしれないと思って、可能性を見ている


・ガンマンたちは「過去にどうしようもない連中だったから、もうどうしようもないド下等連中」という判断で、過去基準で見ている


・ペインマンたちは「どうしようもない連中だったけど、あのゴールドマンたちの手がかかってるし、ひょっとしたら…」という判断で進行形で見ている


・ザ・マンは地上の連中を管理できず粛清に走った時点でおかしくなって、神である自分の思想以外は全部下等と思い込んでいるわけで、思考停止状態


というところですね。


ここで、最初に書いた結論を再び持ってきます。

たとえば、酒鬼薔薇聖斗の件。

あんな残虐な殺人をおかしたんだから、性根から狂っていて、更生の余地はないと決めつけているのが、ガンマン的な見方。

逆に、きっちりと少年院の更生システムにそって更生したわけだし、ひょっとしたら、なんとかなってたらいいなと思って、今を見ようとするのが、ペインマンやカラスマン的な見方。

進行形で見るのがほんとは正しいんですけど、心情的にはなかなか難しいものですね…

わたしは、酒鬼薔薇聖斗は性根から腐ってるので、手記も本心から書いているか疑わしいし、ド下等だと思って、現状を見る前から却下する派ですね…

もちろん、酒鬼薔薇聖斗の件と、地上の超人の件は全然違うわけですけどね。
それでも「どーしよーもない連中を、過去基準で判断して、最初からダメだと見てしまわないか」と言われると、なかなか難しいですよね。
悪人が更生しても、やっぱ出来れば関わりたくないのです。

これはあくまで例えなのですが、完璧超人始祖側の立場を想像するくらいはできるかなーと。

それにしても、今シリーズは「50億年生きてきた神のような存在はどういうふうに世界を見るのか」という妄想に繋がって面白いですね。
始祖側の立場で見ると、本当に想像力かきたてられますね~

8 Comments on 完璧超人から見た「下等超人」とはどういうものか

  1. 付け加えるなら
    ミラージュマン:門番という立場上、外界の事情には疎い。たまに島を訪れた超人を相手するが、「自分の限界まで鍛えたから次のステップとして完璧超人に挑戦してみよう」という超人よりも「最強になりたいけど努力は面倒。行けば最強になれる島があるから行ってみよう」という勘違い超人ばかり目にするため、大半の地上の超人は下等と見ている。でもたまにいい奴も来るから、殲滅路線には内心疑問を持つ。
    アビスマン:死んで墓場にくる超人の相手をするため、外界事情には詳しい。しかし『真面目なら早ければ半年働けば出ていけるが、ダメ超人はいつまでも甦ることができない』というシステムの都合上、各世代を代表するダメ超人ばかりが墓場にたまっていくため、地上超人の下等なところがどうしても目につく。
    サイコマン:実動隊として直接外の世界を見ている。それでもなお下等と見ているのは…なんでだろう?
    といった所でしょうか。
    本文の例で見るなら、ミラージュマンはガンマン寄りだけどわずかにペインマンな思考、アビスマンは現代を見ることもできるけど、過去の超人もリアルタイムで見続けている、ところかと。
    アビスマンについてもう少し思う所が。
    負けたら責任を取って自害する掟がある完璧超人からしたら、負けて墓場に来た身でありながら生き返ろうと労働に励む超人は、例え真面目で勤勉であっても「自分の敗北に責任が持てない様なヤツ」としてやはり下等超人になるのかもしれません。
    労働超人からすれば「負けたことの責任は厳しい肉体労働で清算し、甦った地上での活動で挽回がしたい」という向上心の表れなのかもしれませんが、掟に縛られた思想しかできなくなってる完璧超人にはそれは考えられないのでしょう。
    そういった実は向上心の有り余る超人を追い出してダメ超人ばかりが残ってしまう超人墓場というシステムを運営してたら、そりゃ地上の超人に対する見方は変わらないでしょうね。
    「実は墓場での労働が認められて黄泉がえりが許可された超人が、不老不死の力を受け取って無量大数軍になるのでは?」という説を提唱していたのですが、先週のネメシスが生きたまま完璧入りしたのを見る限りでは、違うかな。

  2. ☆めたるさん
    おおお、わかりやすい補足ありがとうございます!
    たしかにミラージュマンはうんざりするような連中相手にして疲れてるかも(笑
    墓場のシステム自体が、ダメ超人ばっか残るんで、悪いところにばっか目がいって、それがどんどん超人閻魔をおかしくしていったのかもですね。
    そこは盲点でしたよー
    やっぱ考察すると色々出てきておもしろいですねー

  3. 日本と中国・韓国・北朝鮮なんかも似たような感じかもしれないですね。
    中国は毒を食わせる、韓国はなんでもパクる、北朝鮮は常になんかケンカ売ってる。
    特に2ch見てると、ニュースに国の名前が出た時点で「またこいつらは・・・」って人ばかりですね。
    おそらく向こうの国の人たちも日本に対しては同じような印象。
    でも実際多かれ少なかれ、どの国でも美味いものは美味いし、偉い人はいる。
    でもニュースは基本悪いことばっか広まるからお互いますます悪評広がって信用なくなる。
    そしてどんどん相手の印象が悪くなる・・・。
    そう考えると、その相手の中から話のわかる人を見つけるってすごいことですねw

  4. 始祖関係は色々考えさせられますねぇ。ゆきにゃんさん+めたるさんの補足でおおよそ間違ってはいないかと。

  5. 今回の考察でよくわかりました。私も物事ではガンマン派になることが多いですので徐々にジャスティスマン、カラスマン、ペインマンと思考を柔軟にしていけたらと思います。

  6. と、とりあえず、余所の国のお話は政治的問題でいろいろめんどくさそーなので、やめておきましょうw
    わたしは政治的なことを語れる知識がないので、おさめられないです><
    そんなわけで、申し訳ないですが、kamiyaさんのコメント、ちと編集させていただきました><
    ともかく、ペインマンのように柔軟な目で物事を見られるようになりたいものです。

  7. サイコマンはプラネットマンとの戦いなどで、一方的に相手を痛めつけるのを喜んでいますけど、
    元々あういう性格ならガンマンやシングマンと揉めた際に
    シルバーマンが止めに入る事は無い筈。
    考えられるのは、悪魔将軍が「ザ・マンの命日」と呼んでいた大虐殺において、自分より弱いのを痛めつける事に快感を覚えるようになってしまったからでは。

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