第75話　超人墓場の掟!! の巻

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第75話　超人墓場の掟!! の巻

【キン肉マン完璧超人始祖編】　　2013/11/20 11:35

今週のキン肉マンです～

あらすじ

（画像はヤフーコミックのページにリンクしています）

超人墓場へと入っていく悪魔将軍。
ミラージュマンから「絶対の神器」のひとつ「氷のダンベル」を手に入れます。
なにこのRPG的展開…

「安らかに眠れ」と声をかけ、扉へと入っていく悪魔将軍。
そこはまさにこの世の楽園のような美しい園でした。

しかし、悪魔将軍はこれがミラージュマンの作り出した幻覚だとすぐに見抜きます。
ミラージュマンが絶命した今、何か一つの衝撃でまやかしは消えるのです。

将軍が氷のダンベルで地面を叩くと幻覚の世界は割れ、美しい白い鳥は正体である烏になります。
なんか烏はこういうとき絵になりますねぇ…
黒くて憎たらしい害鳥ですからね(；´Д｀)

幻覚をやぶった悪魔将軍の眼の前に現れたのは、読者がよく知る超人墓場でした。
死んだ超人が石臼を回したり、浮いていたり。

鬼がもっと働けと超人たちを責め立てますが、浮いてる超人たちはなんなんでしょうねぇ。
あれも一種の仕事なんでしょうかね…
それとも、浮いてる超人たちは休憩中なのかもしれません。
石臼をまわせる人数は限られてますし。

「現世で戦いにやぶれて死んだ超人たちは、永遠にこの終わりなき労働が続くんだーっ！」

なにそれ、嫌すぎる…
死んだら終わりじゃなくて強制労働所に収監とか、そんな条件じゃ絶対戦いたくない…
でも、超人はたぶん闘争本能がそなわっていて戦わずにはいられないんでしょうねぇ。
まぁそもそも、命の玉を集めたら生き返れるんで、ぜんぜん永遠じゃないよね。
ウルフマンなんか、永遠に死んだり生き返ったりしてて、今生きてるのか死んでるのかさえ不明だし。

さて、超人墓場の住人たちは悪魔将軍の登場に騒然。
鬼が将軍におそいかかりますが、あっさり返り討ちにあい、精気を吸い取られてしまいます。
将軍様無双で、えらそうにしている鬼たちが薙ぎ払われていく姿は爽快。
こんなイカれた強制労働システム、壊しちゃってください！

その様子を見て、生きたまま超人墓場に来たんだと気付き驚く鬼たち。
ウォーズマンもそうですが、鬼たちは生きてる超人には手も足も出ないようですね。
まぁ将軍様はそもそも強すぎるってのもあるんですが。

そして、将軍は超人が回していた石臼を逆に回し始めます。

「待ってもらおうか、あんた！
　何人足りとも”禁断の石臼（モルエィエ・デ・ビン）”を逆に回すことは断じてならぬという掟がある！」

そういってドロップキックを食らわす鬼ですが、将軍にただの鬼ではないことを見ぬかれます。

「完璧超人始祖・肆式（フォース）・アビスマン！」

その正体は完璧超人始祖の１人でした。
なんか見た目が雑魚悪行超人ぽくて微妙…
とても将軍様と同格には見えないんですけど、そもそも将軍様ももとはゴールドマンだったのを考えると、比べるべきはゴールドマンなのかな…

アビスマンは鬼たちに怒りの言葉を投げかけます。

「おまえたちどういうつもりだ？
　侵入者が現れたのに抵抗もできずに見ているだけとは、それでも超人墓場の番人かー！？」

やたらと偉そうな鬼に嫌な印象がありましたが、侵入者がどれだけ強くても向かっていかなくてはいけないことを考えると、超人墓場の鬼も結構ブラックな仕事みたいですね。
侵入者が強すぎるからって、逃げるわけにもいかないし…

「だがまぁいい判断だ、おまえらが何百人束になってかかってもどうにかなる相手ではないからな」

怒っておいて、結局良い判断だったんかい！
無謀にも特攻して全滅しかけても怒られそうだし、どないせーいうねん。

アビスマンと将軍の会話によると、禁断の石臼をいじられると、超人墓場がつぶれるそうです。
なんのために回してるかよくわからなかったアレに、そんな深い意味があったとは。

アビスマンは、自分たちは神と下等超人をつなぐ、いわば天使のような存在で、自分たちのような導き手を失えば世界そのものが崩壊すると話します。
前回、完璧超人は裁きの天使みたいな存在と書きましたが、作中で天使という表現が出てテンションアップ（笑

将軍は、そんな思いあがりを潰しにきたと話します。
将軍の目から見た「あやつ」は、導くという名目のジェノサイドを続けているだけ。
自分が堕ちた悪魔なら、やつこそ真の堕落者だとコケにします。

「よくもまぁ命の恩人をそこまでコケにできたもんだぜ」

アビスマンは悪行超人ぽそうな雰囲気が漂ってますが、命の恩人である慈悲深き神にたいして恩義を感じてる模様。
こいつももともとは超人界を平和にしようと尽力して救われた存在なんですよね。
今はすっかり悪行超人ぽい人相ですけど、昔はそうではなく、思い上がるうちに人相も悪くなっていったのかもしれません。

こうして超人墓場で将軍とアビスマンの戦いがはじまるのでした。

感想とか

本格的に超人墓場が描かれ始めましたね～
２世ではほとんど無かったことにされていましたけど、それを本格的に掘り下げるとは…
熱心な肉ファンらしい編集者が、色々と納得のいかない部分が多い超人墓場を掘り下げる方向にもっていったのかもしれませんね。

そして、あの「何のために回してるのかわからない石臼」を出してくるとはびっくり。
浮いてる超人についても理由を語ってくれるとありがたいのですが。
Wikipediaの超人墓場の項目には

「死亡したように思われながらも短期間で復活していたバッファローマン、ペンタゴンなどは、完全に死亡していたのではなく、昏睡状態で生死の境を彷徨っていた場合も超人墓場に一時的に浮遊するように解釈される描かれ方もされている。」

と書かれてるんで、そういうことなのかもしれません。
そんな設定、はじめてしった…

それにしても、超人墓場は完璧超人が管理のために創りだしたものだったとは。
完璧超人はおもいのほか壮大なことをやっていて、超人界を支配しているようで。
そもそも、死んだ超人を魂だけにしてつれてくるというのが謎ですけど、神の力をもっているからこそ出来ることなのかも。
こうなってくると、やっぱり超人閻魔も完璧超人始祖なのかもしれません。

そして、この展開で悪魔騎士がいつ出てくるのか謎。
どういう流れでそうなるんだろ…
将軍が動けない状況になったりするんですかね…

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