遅くなってすいません、今週のキン肉マンです~
ミラージュマンと悪魔将軍の戦いが開始。
攻撃を華麗にかわす悪魔将軍と、相手の攻撃を食らいながらも投げるミラージュマン。
衰えないお互いの力をたたえあいます。
ここでミラージュマンが、「本性の鏡」という技で悪魔将軍を鏡に映し出し、その鏡の脚を攻撃することで、悪魔将軍本体の脚が動かなくなります。
「ぐ…これは…」
どうやら悪魔将軍はこの技の存在を知らなかった模様。
ずっとスパーリングしてたけど、その時には使ってなかったのか、後から編み出したのか…
ともかく、さすがの将軍も動けなくなっては終わり。
「教えてやろう、硬度10のダイヤモンドパワーを持ち得たのはおまえだけではない」
ミラージュマンは左腕をダイヤモンドパワーのドリルにして将軍の胸に攻撃。
…あれ、将軍の体ってがらんどうだから、頭を攻撃しないと意味が無いのでは?
それとも、友情を認めたんで体がある状態なんですかね…
ダイヤモンドパワーについては、ケンダマンがそうでしたし、ネプチューンマンもダイヤモンドアームでしたよね。
ケンダマンですらダイヤモンドパワー…なんだけど、鉄柱で粉々になってたなぁ…
あれは一体なんだったのやら。
ドリルを喰らう悪魔将軍ですが、余裕の表情。
こんなものはダイヤモンドパワーと呼べるシロモノではないといい、ドリル攻撃の回転を左腕一本であっさり止めてしまいます。
しかも胸には傷ひとつ無し。
そして、今度は将軍が「本物のダイヤモンドパワーを見せてやろう」といい、ミラージュマンの腕をチョップであっさりと切断。
「なぜだ、同じダイヤモンドの硬度を持つはず…」
ほんとになんでなのか謎。
この後に説明もないし、ほんとに謎。
実はミラージュマンのは表面だけダイヤモンド並みのかたさで、中身はそうでもなかったのかも?
だから見た目だけで本質が伴っていない、と。
おどろくミラージュマンに将軍は
「悲しいな、お前はたしかにあの時に比べて寸分も衰えてはいないが、何も進歩していない」
そういって、スピンダブルアームでミラージュマンを振り回す将軍。
「これが地に降りた私が手に入れた新たなる進化!」
地に降りて手に入れたというか、サンシャインのパワーとザ・ニンジャのテクニックいうか…
そもそも将軍は脚がうごかないようにされてたのに普通に動いていたんですけど、それも謎。
これも見た目だけで本質が伴っていなくて、あっさり技がとけたのだろうか…
そして、ミラージュマンを投げ飛ばし…
「地獄の断頭台!!」
まともに決まってしまって、将軍を写していたミラージュマンの鏡は粉々にくだけちります。
「超人とはそもそも前にすすむようにできている。
しかし、お前たちは変わることを許さない”秩序の形成”という言葉を錦の御旗に、この世を管理し、留めおこうとする。
おまえたちの完璧思想など、エゴイズムの塊にすぎぬのだ」
創られ守られた完璧はすでに完璧などではない。
それを改めて伝えるためにここにきた、と語る将軍。
「勝てると思うか…? 我ら完璧超人始祖全員…そしてあやつに?」
「当然だ、だから来た」
圧倒的強さでミラージュマンを葬った悪魔将軍。
ミラージュマンが気の遠くなるような年月の間守っていた、その先の扉に向かうのでした。
ミラージュマンよわっ。
出てきた時の大物感はどこへやら。
…将軍が強いんだろうけど、特殊能力で相手を動けなくしてからドリル攻撃でとどめというのが、なんとなくセコい。
完璧超人なら、真正面から鍛えた肉体同士をぶつけあう戦いをして完膚なきまでに叩きのめすような戦いをするべきでは。
そして、やることなすこと、特に理由もなくあっさり破られてるのが弱そうに見える理由ですね…
進歩をなくした超人はこんなものなのかもしれません。
この悪魔将軍は、一度スグルに負けて友情パワーの強さを理解したんで、友情パワーで動揺して負けることもなさそうですからねぇ…
たぶん敗北したことで強くなってると思うのです。
さて、今回の話で完璧超人と悪魔超人の思想がさらによく見えてきました。
それに正義超人をからめた考察をしていきます。
☆完璧超人
すでに「自分たちは完璧である」という認識で、秩序を第一として変化を嫌う。
現状が完璧なので、現状維持が最高。
自分たちは完璧なんだから、自分たち以外の者は完璧には程遠いものと見下している。
全部自分たちが正しい、自分たちには間違いは何一つ無い、完璧だから。
いわば、完璧超人の思想そのものを神としてあがめる「完璧教団」で、完璧超人たちは裁きの天使のようなもの。
彼らのゴールは「秩序の維持、変化しないこと」
女神転生風にいうとLAW属性。
☆悪魔超人
秩序に対する敵対者。反逆者。
自由を求め修羅の道を選んだ者たち。
あらゆる秩序がない真の自由を得るという思想。
彼らのゴールは支配勢力を滅ぼすこと。
女神転生風にいうとCHAOS属性。
正義超人との戦いを通じて、友情に近いものにめざめる。
ただし正義に迎合せず、同じ悪魔超人同士で鉄の結束を持つように変化。
悪魔超人風の友情パワーといったかんじ。
☆正義超人
もともとは正義の名のもとに悪を倒し人間を守る超人たち。
ネメシス戦のときに語っていた過去のロビンマスクが当時の正義超人の象徴。
当時のゴールは、悪を倒す正義のヒーローでいること。
それがキン肉スグルの登場で、調和を最優先する属性に変化。
戦った相手を片っ端から仲間にしていく方向性に。
現在のゴールは、戦いを通じてわかりあうことで、争いをなくすこと。
このスグルのもたらす「みんながみんな、調和の力に飲み込まれてしまい、しかも飲み込まれた超人は超人パワーを激増させる能力を得る」というのが、完璧超人から見た危険な状態。
…と、こんなかんじでしょうか。
ちょっとわかりにくいですが
・正義超人はもともとスグルに会う前のロビンみたいな人が多かったのではないか
・それがスグルの登場で友情パワー中心の集団になった
・友情パワーに目覚めると超人強度を激増させられる
・悪魔超人も正義超人との戦いで悪魔なりの友情に目覚めた
・やたらと悪魔超人たちの結束がかたく仲間思いなのはこれのせい
・悪魔超人は友情に目覚めても、あくまで自分たちの主張は曲げずに修羅の道を選んでいる
・こう考えると、そもそも正義超人も悪魔超人も最初は友情はなく、ただの正義のヒーローと悪の怪人だった
・それがスグルの登場で、両陣営とも結束の力が以上に強くなり、さらにそれが個々の力を強める状況になっている
・完璧超人側からすると、このままでは超人界全員がスグルの影響に飲み込まれるので危険
・実はそれこそが平和な世界という超人が生まれた当初の目標だったのに、完璧超人のゴール設定が自分たちの秩序の維持なので、おかしな方向に向かっている
・こんなものは完璧でもなんでもない
というかんじですかねー
この辺はもうちょい考察できそうなんですけど、今回は疲れたので、もう一度要点だけを。
正義超人も悪魔超人も、もともと強い結束はなかったんだと思うのです。
ネメシスに語った過去のロビンは、過去の正義超人のありかたそのものかなと。
それをスグルが根本から変えてしまった。
読者的には正義超人=友情と思ってるけど、それって実は思い込みで、スグルがリーダーになってからこうなっただけ。
悪魔超人たちがどう見ても超仲良しで友情全開なのは、スグルの影響。
ただ、秩序を破壊する修羅という根本理念までは変わっていない。
完璧超人たちは秩序の維持がゴール設定になっちゃってる上に自分たちは完璧だから間違うはずがないので、自分たちが平和を乱している元凶という事実に気づいていない。
こうやってそれぞれの立ち位置を考えて見ていくと面白いですね~
そして、やっぱり一番関わりたくないのは完璧超人です><
この三属性の戦い、はたしてどうまとめるのやら。
超人硬度10の肉体のケンダマンが、腕だけ硬度10のネプに真っ二つにされてるしなぁ。
硬さだけじゃだめなんだろうなぁ。
(・ω・)
残虐超人さんたちにもスポット当ててほしいなぁ。
マイナーな団体なんだろうけど。
硬度て概念は機能してるんかな~
たしか悪魔将軍が硬度10は自分だけとか言っていたがすぐにケンダマン、ネプチューンマンが出てきたし。
さらにロビンの鎧はロビンの体より柔いしわけわかりません(笑)
てか、「あやつ」てww
あやつがブドーであることは読者の90%は理解していると
思いますが、いまのゆでなら
「実はあやつはブドーじゃなかった!」
すらないこともない。説明あったしたぶんブドーぽいけど。
四の人から全部悪魔将軍が戦うのもぐだるし、
次から6騎士で手分けしてやっちゃってほしいな。
しかもこれキン肉マン何か月でてこないんだ??
サンシャインのパワー
テクニックはザ・ニンジャ
宇宙的レスリングはプラネットマン
ボディの強靭さはスニゲーター
残虐さはジャンクマン
あの5騎士の集合体の将軍様も結構好きなんですよね。
悪魔超人5人のもできないかな?
ボディの強靭さは魔雲天
跳躍力、敏捷さはスプリングマン
残虐さはアトランティス
トリッキーなテクニックはステカセキング
そして、神秘的レスリングはミスター・カーメン
みたいな。
やっぱ特徴的には六騎士の方が分かりやすいですね。
アシュラマンはどの属性なんだろう?
余談ですが、私は、悪魔騎士時代のザ・ニンジャの顔の方が好きなんです。
焦熱地獄じゃー、のときのです。
あとプラネットマンとブラックホールの宇宙師弟コンビのエピソードがでないかなと期待しています。
何かドラゴンボールのベジータとキュイを彷彿させる戦いでした。
ダイヤモンドパワーですが、あれは効果時間に違いがあるのではないかと考えています。具体的には
ケンダマン:一瞬しか使えないので防御にのみ使用。ネプチューンマン:長めに使えるのでクロスボンバーにも使用。
悪魔将軍:長時間使えるので攻防に使う。
こんな感じなんじゃないでしょうか。これならケンダマンのダイヤモンドパワーもまんざら嘘でもないですし。
ミラージュマンは、数万年門番としての役割を果たしてたので、
訪問者が滅多にいないだけに技術を磨く事が困難だったのでしょうね…
ネメシスら、後になって不老を身に付けたメンバーとも
ほとんど話す事もなく、客観的に将軍を超えているかどうかの
判断もつかなかったのでしょう。
そう考えると哀れな面もあるような。
>>ドラケンさん
硬度的にはそうですが、ダイヤは硬いと言うだけで、
もろいと言う一面もありますね。
他の金属なら変形して衝撃を和らげる事もできますが、
ダイヤは硬いだけに変形、衝撃吸収が出来ないので
他の金属と勢いよくぶつかると砕ける事も珍しくないようです。