遅れてすいません、今週のキン肉マンです~
なんかやたらと疲労が溜まっていてぐったりしてました(;´Д`)
そんな状態なのに今回は考察すべき内容が多すぎて記事を書くのに多大なエネルギーが必要でして…
というわけで、遅れたのもご察しくださいorz
ロビンの「天は超人の上に超人を作らず」という思想を語りますが、ネメシスのそれに対する回答は予想外。
「そのきさまらのいう天とやらが、超人の上に超人を創ってしまったのだよ、太古の昔に意図的になぁ!」
完璧超人の源流は、その天の作った超人たちだというネメシス。
自分たちは、太古の昔に神に選ばれた崇高な存在で、完璧超人以外はその際に選ばれなかった者の子孫だといいます。
「ふん、くだらぬでまかせを!私は現存する古文書にはほぼ目を通しているが、そのような記述は一節足りとも見たことがない!」
さすがは超人博士ロビンマスクです。
…いや、無理だろう、それ(;´Д`)
現存する古文書にはほぼ目を通すとか、こんなことが物理的に可能なのかー!?
むしろ古文書がほとんどないのだろうか…
そーいや、キン肉王家に伝わる預言書もあのあと全部読んだのかしら?
だったら、今すぐここでネメシスと武道のページを焼くんだー!
で、ここでネメシスのお話タイム。
神話の時代、天上界で神が超人を作りました。
超人たちは自らの力や知恵を駆使して文化を起こして発展していきます。
それを見て神は頬を緩める平和な日々。
しかし平和も長くは続かず、超人たち同士の争いがたえなくなり。
いつしか地上波地獄絵図と化し、神はカピラリア七光線により、全ての超人をこの世から抹殺しようとしたのです。
絵的には、太陽光を受けた鉱物からカピラリア七光線が照射されてますね。
プリズマンはたぶんこの鉱物から作られた超人なのでしょう。
しかし、それに異を唱える一人の慈悲深い神が。
勝手に生み出して失敗作だと思ったらすぐに処分するなど、神のすることなのか。
地上にはこの状況を改善しようとする超人たちもいる。
どうしようもない者は殺してしまえばいいが、正しき知恵と力をもつ真の超人だけは救出してやるべきではないのか。
異論を唱えられた慈悲深い神は、自らが神の座を降りて超人となり、彼らの指導者となることを決意します。
「グロロロロー」
なんかあからさまなうめき声をあげる神。
神は常に完璧な存在でなければならない、しかし超人を作り失敗作と認めた時点で、自らを完璧な存在である神と認められなくなったと話します。
完璧主義者は1つの失敗も出来ない…つらいですねぇ(;´Д`)
その完璧主義な思想こそ、完璧でない気がしてきたり。
ともかく、慈悲深い神は優秀な超人たちを選別し、失敗作でない完璧なる存在へと徹底的に鍛え直していくと話します。
そして、その過程で見込み違いだったものは裁きを与え、育成と選別を繰り返していくと。
そうして、超人を作ったことが失敗でなかったと、自分自身と仲間の神へ証明して見せたいという理想を語るのでした。
勝手に選別しておいて、やっぱり失敗でしたで裁きを食らわすとか、これはこれでひどい話の気がする。
これを聞いた、フードをかぶった一番えらそうな神様はそれを認め、カピラリア七光線を照射する前に救うべき超人を特殊な次元に避難させるように言うのでした。
こうして、慈悲深い神は「グロロロー」という声をあげつつ天上から地上に降り、超人となって優秀な超人たちを救出したのでした。
おそらく、これが王位編で語られた50億年ほど前にカピラリア七光線でほとんどの超人が死滅したという昔話ですね。
まさかその設定をこんなところで出してくるとは意外すぎです。
ともかく、以上でネメシスのお話はおわり。
完璧超人のルーツはここで救出された超人たち。
…あれ、だったら完璧超人以外は全滅したはずじゃないの?
そう指摘するスグルとロビン。
「そこが問題なのだー
どういうわけだか、あの審判の日から数万年後、我ら完璧超人以外の超人共が再び現れ活動をはじめた!」
一番肝心なところなのに「そこが問題なのだ」って(;´Д`)
ともかく、ネメシスはロビンを「ネメシスドライバー」という、あんまり完璧そうじゃない技にとらえたところで次回へ。
再来週に続きまーす。
武道とネプチューンキングについて
物語の核心に迫る今回。
とにかく色々な考察ができます。
まず、慈悲深い神=武道なのは間違いないでしょう。
グロロロローというあからさまな声とか、何度も発している完璧というキーワード。
武道の正体は実は元神だったということに。
そう考えると、人間にする技を使えるのもうなずけますね。
再選別の際に食らわせた裁きは、零の悲劇で人間かさせたのかもしれません。
この戦い自体が再選別も兼ねているんでしょうね。
だから、負けたものは自害しなければならない。
敗者に自害の掟があるのには納得ですね~
ちなみに、なぜか最初読んだ時、ストロング・ザ・武道のことをすっかりど忘れしてて「こいつもしかしてネプキン?」とか思ってしまいました(;´Д`)
あまりに長期間武道が出てこないせいで、こんなことに(笑
で、話に出てきたから触れますけど、ネプチューンキングって結局何者なんだろう。
古代超人最強で、数十万年もの間テムズ川にいたんですよね。
数十万年前に粛正のために地上に舞い降りた完璧超人だったのかもしれません。
数十万歳ということは相当な大物のはずだし、1000人の弟子がいるのもタダものではないわけで。
実は武道の名代として地上に舞い降りて超人界を正そうとしたけど、地上にいるうちに毒されて権力欲に取り憑かれて、醜い俗物になっていったのかもしれません。
地上に舞い降りたころのネプチューンキングは武道の思想を受け継いだ名実とともに完璧といえる存在だったので、武道はネプキンに地上支配の全権をまかせていたと。
でも、厳しすぎる完璧超人同士の世界から解放され、自分の好きにできるようになった結果、都合の良いように掟を解釈して、どんどん俗物に成り果てていったと。
スクリューキッドやケンダマンは、武道が地上に降りてから仲間に加えた一派で、ネプチューンマンも同じく。
もともと正義超人だったネプチューンマンが完璧超人の首領となったのも、武道の名代として地上に舞い降りたネプチューンキングの自己判断。
ネプチューンキングは彼なりに「下等超人によって支配されてしまっている地上を完璧超人が支配することであるべき姿に戻す」とか考えてたけど、ずっと地上にいるうちにあんな風になっちゃったと。
で、ネプキンは地上支配に関しては自分が全権担っているわけだから、武道たち無量大数軍のこともネプチューンマンには話さず。
なので、何も知らないネプチューンマンはネプキンが死んで自分が完璧超人首領だということで、平和条約にサインしちゃったと。
…なんか色々妄想したけど、ネプキンについては本編で語られるんでしょうかねぇ…
ネメシスについて
地上にいるキン肉族は、実は完璧超人の思想に疑問を持って、完璧超人の座を降りた者達の子孫なのではないかなーと。
で、キン肉族の祖先が実は完璧超人だということはトップシークレットで一族の長しかしらないことなのでしょう。
スグルは大王になったとはいえ、いまだ真弓が健在。
このトップシークレットが記された古文書か何かは真弓の手元にあり、スグルはその存在すら知らない。
だからネメシスが「真弓に聞いてみろ」というような回答をしたと。
で、三代奥義は地上に舞い降りる前に開発されたものを、代々つたえたもの。
だから完璧超人のネメシスはマッスルスパークを使える。
もしかしたら、ネメシスは武道に選別された超人の一人で、50億年くらい生きてるのかもしれません。
で、一緒に選別されたキン肉族の一人が完璧超人の思想に疑問を感じて完璧超人からぬけたとか。
ともかく、ネメシスは三大奥義を使いこなしたり、キン肉族のルーツに関わっている以上、ここでロビンに負けて退場するのは考えづらいですね…
ロビンに勝って、スグルと対戦するんじゃないかなーと思うのです。
あのお方について
武道と対立する、旧知の仲のあのお方。
悪魔将軍とばかり思ってましたが、別の存在なのかもしれないですね。
神と対立する悪魔サタンで、一部の最も残虐で屈強な超人たちのみを救い出し、それが悪魔超人の祖先になったとか。
だから、悪魔超人の彼らは自分のルーツにつながる超人たちを救いだしたあのお方に絶対の忠誠を誓うとか。
とにかく、悪魔超人のバックにいるあのお方も元は神だった存在という可能性が高そうですねー
プリズマンについて
プリズマンは、カピラリア七光線を照射するための結晶から生み出された超人なんでしょうね。
知性の神が王位争奪戦で闘うために、その場で生み出したのかなーと。
生み出されたばかりだったので、知性もあまりなかったんだと思います。
設定を見たら「年齢:不明」ということなので、0歳でもおかしくないですし。
とにかく、カピラリア七光線なんて出せるこいつは在野の超人だったはずがないです。
知性の神の創りだした存在なのでしょう。
マーベラスについて
ラーメンマンと同門だったこいつは、どう考えても完璧超人の子孫ではないですよね…
なんだかんだいって、思想に共鳴したものは完璧超人の一員になることが出来るのかもしれません。
…でないと、いきなり矛盾が生じることに(笑
なんか、考察しようとしたらいくらでも考察できそうな今回ですが、とりあえずはこんなところでー
なかなか壮絶でかつ旧作の設定や今までの無量大数軍の振る舞いにも矛盾しない上、一話で完結したまとまり具合から本当にゆで先生が考えたのか、敏腕編集のおかげではないかという声が随所にあったようです(笑)。
マーベラスについてはスカウト組、つまりデッドオアアライブの勝負感が気に入られたネプチューンマン同様の後続エリートではないでしょうか。武道の思想の根底は優秀なものの選抜にあるので現代でも気に入ったものはスカウト対象なんでしょうし、マーベラス自信も武道を堅物と言いながらその信念に共感や尊敬が見て取れましたし。
神さまとかここまで大層な話になってくると、もはや一般の正義、悪魔、完璧超人ではどうにもならなくなってしまいますね。最終的に残るのは
ストロング・ザ・剣道、
ネメシス
キン肉スグル
悪魔将軍
ここいらが闘うまではずっと前座みたいな・・・
ザ・ニンジャとかサンシャインとかの戦いを盛り上げて欲しいのですけどね。
多分、牛が次に剣道と闘って惜敗、剣道と将軍が闘って共倒れ?
ネメシスとスグルが闘って・・・みたいな流れになるのかな。
身体の作りは他の超人と変わらないとのことから、桁外れの実力を持つ者が思想に同調することが完璧の資格と思われるので、時代時代で有望な超人は完璧陣営にスカウトしてるんでしょうね。
旧作の時点からロビンも優れた完璧超人の素質ありと言われ、マーベラスもラーメンマンをそんな風に評してましたし。
ヒカル氏の感想のとおり、本当に一話の半分程度で
よく回想をまとめたものだと思います。
過去の作者なら、もっとわかりにくい話を数ページだけとか、
次回に回すような感じでやっていたのかもと。
しかし、今回の話は矛盾は無いものの疑問符が付きます。
もしもストロング・ザ・武道=慈悲深い神だとしたら、
その伝説とやらの生き証人と言う事になりますが、
そもそも自分を「慈悲深い神」などと表現するでしょうか?
そんな厚かましい伝説を放置するとはなんか怪しげな…
そして、超人のルーツと目的を考えるなら
三属性の調停が果たされた瞬間は、むしろ当初の目的を
達成した記念すべき日。
超人による愚かな争いの終止符を打つ記念すべき時。
それをわざわざ潰したら本末転倒でしょう。
歴史は時の権力者にとって都合のいいものだけが残る。
…これは完璧さん側の歴史にだって同じことが言えるんですよね。
実はここまでの大義名分など無く、単に
「完璧な神であるために反逆し、地上に堕とされた神」による
自分の正当性を主張するための超人選別と言う可能性も
あるような気がしてきました。
古代に超人達が争って世が荒廃したので神が超人達を粛清
これなんてノアの洪水伝説?
人間にもあったリセット神話が超人にもあったなんて
二代目武道の正体が神だとするなら刺客を送った
悪魔将軍は対の存在、なんて展開なのかな
二人はDBの神様とピッコロ大魔王みたいな関係だったりして
そのうち神話にゴールドマンとかの存在が絡みそうだ
「あのお方」の正体を悪魔将軍で無いとするのはまだ早いかも。
なぜなら(II世でサタンとか出てきたせいで曖昧にはなっていますが)悪魔将軍の正体はかつて天上の神であったゴールドマンなので武道の正体が今回の「慈悲深い神」だとしたらまさしく天上で神であった頃からの旧知の間柄ということに。
先のコメントを投稿したあとにゴールドマンである黄金のマスクとシルバーマンである銀のマスクが今はひとつになったのを思い出しました^^;
しかし、そこからさらに、「現在の悪魔将軍の正体は金銀のマスクでキン肉神殿にはダミーを置いて誤魔化してる説」とか、「ただならぬ状況のため金銀両マスクの意志で一時的に分離、黄金のマスクは甘い考えの正義超人では事態を解決できないと考え悪魔将軍に戻り、銀のマスクは一人で金銀マスクのふりをしている説」とか妄想が浮かんできました。
まさかキン肉マンでこんなに真剣に考察する日が来るとは思っても見ませんでした^^
まずは長い考察お疲れ様でした。
私もらいさんと同意見です。完璧超人の祖先は優れた知恵や力で争いをなくそうという崇高な理想を持っていたのにその末裔は力を求めて他の超人を粛清しようとしているのはおかしいと思いました。
次回かその次くらいにロビンかキン肉マンが「祖先の崇高な理想を忘れ力だけを求めて争いを招くお前たちはもはや完璧超人ではない」とでも言ってもらいたいです。無論ラーメンマンでもいいですが。
ネメシスが、
「太古の昔に神に選ばれ・・それが我ら完璧超人という類稀なる存在なのだー!」
ってなことを熱く語っていましたが、そのワリにはほとんどのメンバーが正義・悪魔連合軍に負けてしまって、そんなに言うほどの実力差は感じませんよね。
ってか、負けてる時点で正義超人・悪魔超人より実力が下な訳ですから、ネメシスの主張と矛盾が出てきます。そこにヒントがあるのかも?と思いました。
他の方の意見と被りますが、実はその選別されて生き残った完璧超人の中から、脱退した者達がいて、それが正義・悪魔超人の先祖となったのでは?と考えています。
だからそんなに力の差がないのではないでしょうか?
>>まさやんさん
その説の他、例の光線を回避できた存在もいるかもしれませんね。
ブロッケン一族の様に、超人から人間への体質変化を果たせるもの、
超人として認められる前の超人予備軍がいる例もありますし。
またどんなものにも例外と言うものはありそうな気が。
ラーメンマンが短時間なら光線に耐えられたように、
光線に対する耐性や、反射できる超人もいるのかもしれません。
(キン肉族も、フェイスフラッシュなどの奇跡の力があるいは…)
その他超人墓場が既に存在していたのなら、光線照射中に
墓場にいれば救われたかもしれません。
そして悪魔超人の長?のような強大な力を持った存在が
神の把握する世界の外に自分の信奉者を逃した可能性も…
(なにしろゆで世界の悪魔は、ある意味神とタメを張り、
時に神を篭絡する存在でもあるそうですから…
あとアシュラマンのいた魔界には光線が届かなかったかも?)
---
いずれにしても、その自称「慈悲深い神」にとって見れば
まさやんさんの言う「脱落者」や、自分の眼鏡に適わなかった
超人が多数派を占め、世界を守る存在となることが許せないと。
…この考察が正しいとすると、やはり「慈悲深い神」にとっては
当初の目的である、超人による宇宙の平和よりも
自分の完璧さを証明する方が重要視されているようですね。
力の差や、実力は関係ない。
ただ、自分の信じた道で鍛えられた超人たち以外は認めないと…
だとすると、既に彼はいわゆる「神」ではないのかもしれません。
はるか昔に選別した超人だけを
「完璧」
とか
「救いのある」
と判断して救出したのはわかりますが、それから、どれくらい年月が経ったのか・・・。
進化とか、進歩、変革など、そういうのを認められない連中が
「完璧」
なんですかね、本当に?
ゲームでいうなら、ファミコン全盛期の頃に、お気に入りのソフトやハードを選んで、その後30年近くなっても、
「ファミコン以外は下等なカスハードだー!」
って言ってるようなもの?(苦笑)
だいたい選民思想なんてブチあげた政府や国家はもれなく崩壊してますよね。
ナチス政権のドイツとか、市民革命起こったフランスとか・・・。
ところで、この試合でロビンが負けたらどうなるんでしょ?
これまで敗者には死を、というスタンスの完璧軍。
まさか、KOしたロビンをウォーズの眼前で殺害?
(ロビンの亡骸とか見せられたら、ウォーズが激怒しそうですが)
武道などの完璧軍、とどのつまりは
「完璧超人以外の天下なんて絶対認めねえ!」
っていうオチだったらガッカリですね。
ネメシスはおそらくスグルと戦うことになるんでしょうが、その時に正義超人となったフェニックスとスグルのタッグ、
なんていうシチュエーションないですかね?w
(ピッコロと孫悟空のタッグのように)
へたすりゃマシンガンズよりも強いかもw
相手の死によって幕とするのは悪魔超人かも?
完璧超人のネプと武道はマスク狩り成立で戦いを終えていますし、
完璧無量大数軍も、命を奪うことへの執着は無い様に思えます。
止めとして必殺技を繰り出してはいますが、ジャック=チー以外は
戦闘不能とみなした状態で戦いをやめているような…
(そのジャック=チーも、BHが戦闘能力を失い、既に決まった
勝負に反則技で足掻くのを見て、温情で自害を薦めてますし)
どちらかと言うと、「敗北は死」という掟が無いから弱い。と
負けてなお生き延びる下等超人を笑うスタンスなのかな…と。
>>らいさん
ご意見ありがとうございます。
その他にも考えられる説を読ませていただき、
「なるほど!!」
と思いました。
確かに、そのどれもがあり得ると、私も思います。
ただいずれにせよ、かつて「慈悲深い神」だった超人は、どうやら自らのアイデンテティの証明の為に戦っているような感じですね。
こーさんも仰っているように、それが本当に「完璧」な存在といえるのか?
かつて自らを神だとは認められなくなって、それゆえに地上におりて超人となり、いつか仲間の神々にも自分にも「完璧」であることを証明して見せたいと語った「慈悲深い神」は、いつしか証明するための手段であったはずの「完璧」さの追求自体が目的となってしまったのでしょうか?