オタコンテンツ中心の活動が出来なくなった理由を考えてみた:アニメ・コミックキン肉マン 始祖編 最終章

オタコンテンツ中心の活動が出来なくなった理由を考えてみた


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オタコンテンツ中心の活動が出来なくなった理由を考えてみた

ちょっと改めて、オタコンテンツ中心の活動が出来なくなった理由、主にキン肉マンの感想記事を書くのが嫌になった理由などをまとめてみました。

・好きだったオタ活動
・今主流に見えるオタ活動
・時代の変化で需要と供給が変わった
・感想記事はどうあがいてもまとめサイトに勝てる気がしなかった
・そもそも作品のガチファンじゃない人が情報を求める時代
・公式で答えを出す流れになったのもきつい
・YouTubeでは需要あるかもしれないけど、問題点も多い

と言った感じのお話になります。



好きだったオタ活動

・好きな作品の設定をこねくり回して研究

好きな作品の設定をこねくり回す系は、キン肉マンの矛盾を強引に解釈するとか、ドラゴンボールの戦闘力考察とか、強さランキングとか、そーいう感じ。
空想科学読本みたいなのもここに入りますねー

感覚的には、カオスな世界観を自分なりに秩序立たせて、スッキリさせようとする感じ。
変な言い方すると、作品のエントロピーを下げようとする研究行為。

強さランキングとか、バラバラに存在するキャラを特定条件の順番に配置することでスッキリさせる。
矛盾を強引に解釈とかも、おかしい部分に整合性を与えることで、スッキリさせる。

感情よりも論理的な方向性なんですよねー


そもそもキン肉マンの何が好きだったかというと、矛盾や無理のある展開が多すぎて、それを無理やり解釈する思考ゲームが楽しかったというのがありますからねぇ…

これがやりたくて書き始めたんですよね。



今主流に見えるオタ活動

・感情的な感想
・キャラの行動を妄想するマンガとかイラスト

こっちは逆に、感情重視。
いわゆる、エモさを追求する方向性。

なんとなく女性オタが中心の活動っぽいイメージではあります。

たとえば、ジョジョとかでも、なんか女性ファンの方が目立つようになった結果、ツイッターで「ジョルノ」と検索すると、作品に描かれた範囲外での行動を妄想したイラストやマンガがちょくちょく出てきます。

まぁ別に今主流というか、昔からたくさんあったんですけど、それでも最近はこっちの方が目に付きやすい印象。

というわけで、たとえばジョジョのアニメを見た後に感想をSNSで漁ってみても、いわゆるエモさ重視の方向性が多い感じで、なんか違うなー感で、なんとなーく世の中と自分との結びつきがさらに脆弱になってしまって孤独感を感じやすい気がします。

まぁキン肉マンでこっち方向の感想が多いかというと、そーいうわけではないのですが。


時代の変化で需要と供給が変わった

ともかく、私が好きで得意だった方向性の活動が必要とされなくなり、今必要とされるのは私がやってきてなかった故に苦手なこと、という印象がなんとなーくあります。


色々と理由がありますが、一言でいうと結局「時代の変化」ですよねぇ。

・発表の場がtwitterとかpixiv中心になって、短文や画像メインになった
・昔よくあった個人のファンサイトや感想ブログ的なものが駆逐されてしまった
・スマホの普及によるファン層の変化

長文はいらない時代になってしまいました。
もっと短時間でぱぱっと楽しめるものが正義。

そもそも、強さランキングとかで検索したら、企業が作った適当なランキングが上位に表示されて、個人のオタが作ったガチっぽいランキングとかが表示されませんからね…
その結果、悪貨が良貨を駆逐してしまった感じ。


感想記事はどうあがいてもまとめサイトに勝てる気がしなかった

あと、キン肉マンの感想記事をやめたくなった理由は色々あるんですけど、どうあがいてもまとめサイトに勝てないっていうのもあるんですよねー

いやだって、たくさんの人の思考が集まったものに相手になるわけがないw

サタンVSジャスティスマンとか、ツイッターとかでは、プロレスの出来ない塩対応ジャスティスマンと、マイクパフォーマンスで頑張るサタン様的な扱いをされて、延々といじられてましたが、そんな面白い言葉出せるわけがないw
先の展開予想とかも、みんなの意見にかなうわけないですよねー

深掘りして妄想を飛躍させたり、持ってる知識から考察したりとかでやりようはあるんですけど、そんだけやっても、まとめサイトの方がインスタントに楽しめるし、そっちの方が需要が多い。

あと、先にまとめサイトの感想を見ると、思考の方向がそっちに固定されちゃって、独自性出しにくくなるのですよ。


そんなこともあって、個人の長文感想が減っていき、そもそも長文読むのめんどくさいという世の中に変化し、需要も減っていった感じがします。

私も長文読むの苦手になってきた気がするし…


また、難しい部分として、書いてる側はそれでモチベーション落ちるんだけど、読者側としてはそんなこと気にせず、好きなブログの記事って、読みたいんですよね。

書いてる方としては、何年も続けている中、人が減っていって今後も増えそうにないという展開が見えてると、精神的報酬が得られなくなってしまうわけで。
そこで金銭的報酬があれば別なんだけど、無かったり少なかったりすると、続けるエネルギーが足りなくなるんですよねぇ。


結局、やめることを決心した最大の理由は「このまま続けても何の発展性もない」ということでしたので(。>_<。)



そもそも作品のガチファンじゃない人が情報を求める時代

昔は作品のことを検索するのって、すでに詳しい人メインだったと思うんですよ。
でも、今ではそうでもないんですよね。

たとえば「キン肉マングレート」で検索すると、検索候補に「キン肉マングレート 正体」と出てくるわけです。
正体知らない人が検索してるんですよね。

いやいや、キン肉マングレートの正体なんて、作品ファンなら知ってて当然すぎる知識やん!
初代カメハメ、2代目テリーマン、3代目カオス・アヴェニール、4代目ケビンマスク、あと抽選のときだけイケメン・マッスルが被ってたとか、常識すぎるやん!

…と思うわけですが、最近はスマホゲーとかのコラボで出てきたりして、作品のことほとんど知らない人が調べたりしますからね…
あと、2世読んでないって人も多そうだし、別に読む必要もないですしねww

というような時代の変化があったので、なんか普通にキャラの作品内での活躍を書いてる記事が必要とされ、私が書くような作品中の情報から無理やり妄想して考えた記事とかはあまり必要とされないわけで…
しんどい。


まぁ考えてみれば、私もワンピースとか、途中で読むのやめたし、長すぎてもう追いかけてられないし。
エースとか、ルフィの義兄で火を使うのと「愛してくれてありがとう」といって死ぬくらいしか知らないww

でも、完結したら、あらすじと設定だけ知りたいから検索すると思うので、同じようなもんですねw


今の世の中はもう、普通の紹介を求めてるのか…

というか、どうあがいても企業サイトが上位表示されるしね…


公式で答えを出す流れになったのもきつい

あと、なんかやりづらくなったと感じたのは、公式が答えを出すようになってしまったせいで、妄想考察の余地がなくなったことがありますね。

わかりやすくいうと、公式がネットのノリに入り込んでしまった問題。


ジェロニモが悪魔将軍に地獄の断頭台をかけられてる時に、それを見て驚いてるジェロニモがいるという、おかしなコマがあって、ファンにいじられてたんですよね。

キン肉マンのおかしな点として有名だった話ですが、それを公式が図鑑で「幽体離脱」といってしまったんで、それが公式設定になってしまいました。
まぁこれはこれで笑ってしまうよね!

これ、色々とバカバカしい考察がありまして。
昔の単行本の人物紹介でジェロニモが「アパッチ」という全然違う名前で紹介されたことがあるんですよ。
人によっては「技をかけられてるのがジェロニモで、見てるのがアパッチ」とかいう、クソみたいな理論(褒め言葉)で解釈してたのがあって面白かったんですけどねぇ。

こーいうのに公式が割って入ってくると、それが公式設定になってしまって、妄想して楽しめなくなってしまう。


公式がネットのノリを取り入れるのを面白く感じるか、嫌だと思うかはそれぞれですが、いじり倒して楽しんでた部分でそれやられると「うーん…」となってしまう感じ。
別にいじり倒してない部分でなら、普通に笑ってすませてしまうし、それはそれで面白いというのが難しいw


あと、これは誤植問題ですが、スニゲーターの超人パワーが長年の間、4000万パワーと表記されてて、やたらと高くて絶対おかしいと考えられてた件。
「キン肉マンの火事場のクソ力を吸収できたんだから、それくらい必要だった」という解釈があって、めちゃくちゃしっくり来たのですが、「誤植で400万でした」となってしまって、そこは4000万で貫いてほしかったなぁと…


あと、作品が続いてしまっている結果、強引にした解釈が作者に覆らせられたりして、強引に解釈するのがバカバカしくなってしまったのも。
いやまぁ、そもそも最初からバカバカしい行為なのですがw


良くも悪くも、完結した作品で世界が閉じられてたところに、再開したり、公式が便乗した結果、新設定たくさん入ってきて、変な解釈して楽しめる遊びの部分が減ってしまった感じ。


YouTubeでは需要あるかもしれないけど、問題点も多い

とまぁ、ここまでは好きでやってきたオタ活動が否定される世の中になったという話ですが、ここからは「そうでもないかも」という話。

私のやってきた、無駄に長文の独自考察って、今の時代だとYouTubeの解説動画なら、需要ありそうなんですよねー

結局、YouTubeの解説動画を作る場合、長文の原稿が必要で、それは得意。

キン肉マンを無理やり考察するチャンネルを作って、1本目ゼブラ考察、2本目フェニックス考察にすれば、結構いけそうな気はしなくもないです。

正直、昔みたいに作品を無理やり考察したいかというと、ここまで書いてきた理由もあって、なんかもういいやという感じではあります。
10年以上書き続けてりゃ、そりゃそうなります、仕方ないです。
そもそも、もうやりたいことはやり切った。

ただ、今までやってきたことのストックが脳内にたくさんあって、発表してないものもあるんで、出し尽くすまで出せば、結構面白いものが出来るかもしれません。
脳内にあるものを吐き出すのは話は別。
それで報酬が得られるのであれば、やる価値はある。

・1コマしか出てこないプリプリマンはなぜあの場にいたのか
・モーターマンの外見がころころ変わるのはなぜか
・貧乏人のマリポーサがなぜかモクテスマ星からイギリスに来ててロビン家の家宝を盗んでいった理由

この辺、過去に強引に解釈したので、それっぽく説明できるんですよね。

こんなこと考えて形に出来る人は他にいないだろうから、競争にもならないだろうし、うまくやれば伸びる可能性はありそう。


ただ、難点としては、合成音声で作るゆっくり解説動画が収益剥奪されまくってることなんですよねぇ。

生声でやると、喋り方とか特訓しない限り、ろくなもんにならないのはわかってるんで、音声ソフトでやった方がいいんだけど、合成音声でやってるとYouTubeは内容を見もせずに「自動生成された中身のない動画」と判断して、収益化を剥奪されることが多いのです。

伸びたら伸びたで、収益剥奪の恐怖がつきまとうという超ハードモード。
目を患ってる中で、無報酬でこれやりたいかというと、パスだし…

ゆっくり収益剥奪化問題が良い方向に向かえば、やってみてもいいかもなぁ、という感じですねぇ。

ただ、YouTubeはアメリカの企業で日本のゆっくり解説文化に理解を示す気が全くなさそうなので、期待薄ですね(。>_<。)



まぁそんな感じでつらつらと書いてみました。

考えてることを文章化して吐き出すとすっきりしますねぇ…

もちろんオタ活動が出来なくなった理由はこれだけではないです。

・検索から人が流入しなくなった
・単純に飽きた
・教養を高めてオタ作品の元ネタになってるものに触れるほうが楽しい
・他のことにエネルギーかけた方がよかったと思ってしまった
・かわいいものを優先したくなった
・かわいい絵は描きたいけど目を患ってて継続的に描くのがしんどい
・還暦になっても古いマンガにしがみついてるような状態になるのはイヤだと思った

などなど、色々あります。
この辺も書いてみたらすっきりするかもしれませんね…

ただまぁ、今回書いたのも大きな要因ですねぇ…

色々と根深い理由が詰まってて、そうでもないと10年以上続けた感想記事を書くのをやめて、なんなら、いっそのこと全削除してしまおうとかならないですからね…


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