ベルサイユのばらを全巻読んでみたら、ハマったので感想:アニメ・コミック

ベルサイユのばらを全巻読んでみたら、ハマったので感想


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ベルサイユのばらを全巻読んでみたら、ハマったので感想

アニメ・コミック】   2014/05/08 19:47

前から気になってたのを、やっと読んでみた

以前から「ベルばらって有名だけど読んだことがないなー」と思ってまして。
ヤフーコミックで序盤を試し読みしたことは会ったんですけど、さすがに絵柄が古くて、買うにはいたらなかったんですよね。

そんな状態だったのですが、最近の「ふだん行かないところに行ってみよう」という流れで、宝塚を見てみようと思いまして。
宝塚といえば、やっぱりベルばらのイメージ。
ちょうどベルばらの公演がはじまりましたし、「原作を読んでから見に行ってみよう」ということに。

さらに「ヨーロッパでロリ服で撮りたい」という前々からの願望を叶えようと思いまして、「それならやっぱりヴェルサイユ宮殿がいいなー」となって「フランスに向かう飛行機やホテルでベルばらを読んで、気持ちを高めて、ヴェルサイユ宮殿で写真撮ったら楽しそう」となりまして。

その2つが重なって、ようやく気になっていたベルばらを読むにいたったのでした。
…タイミング的には、以前にマリー・アントワネット展にいったときにでも読めばよかったなぁ…
そーいや、大阪のどっかで遊んでたら、とおりがかりに「ベルサイユのばら展」をやってたことがあって、今だったら大喜びで見てたのですが(笑

感想

男性性と女性性をあわせもつオスカルに自分に近いものを感じたり

で、感想ですけど、想像以上に面白くてハマりまくりました。
よく考えたら、ふりふりひらひらきらびやかな世界観とか、自分の好きそうなものですよね…

絵の方は、カラーイラストは好きなんですけど、表現とかにさすがに古さがあるなーと思ったり。
驚いた時に白目になる表現とか、目が「十 十」←こんなふうになるとことか、いまいち馴染めなくて時代なのかなーと。
まぁ、話が面白いと慣れて気にならなくったんですけどねー
この記事の最初に貼ったイラストはキラキラ感とゴージャス感がすごくて好き。

こっちのアニメ版のイラストの方はめちゃくちゃ綺麗で大好き。
キャラデザが聖闘士星矢のアニメと同じ人なんですよね。
この絵のクオリティで再アニメ化しておくれー(無理)

とりあえずビジュアル的にはマリー・アントワネットが一番好き。
ちょっとマリー・アントワネットのイラストを描いてみたいです。
あのきらびやかな雰囲気は自分の絵に合いそうだなーと思いますし、自分が描くとどんなふうになるのかなーと興味があったり(笑

キャラ的にはやっぱりオスカルが好き。
まぁどう考えても1番人気になるキャラですよね。

性別で厄介なものを抱えている自分は、女性だけど男性として育った男装の麗人というところに感情移入するところが結構あったり。
女性らしさを持ちつつも、それを表に出す相手は好きになった相手だけで、あとはどんな男性よりも強く誇り高い、そういう姿にひかれますねー。

わたしの場合の感覚なんですけど、内面的にとても女性的な部分があるにも関わらず、男性として育ったゆえに、それを人前で出すのが苦手なわけです。
まぁだからといって別に男性的にしているわけではなく、人前では無意識に女性的な面をあまり出さないようにして、中性的でいるのが自然体というか。

その辺が主人公のオスカルに親近感を感じるんですよね。
女性らしい自分をもちつつも、男性として育ち、男性の世界の中に生きてきたゆえに、そういう価値観をもっているわけで。
彼女にも苦悩や無理していることがあるけど、「女性であり、男性であることが自然体になってる」というか。
そして、それが結果的に性を超えた誇り高さ、美しい生き様につながっていると。

読んでてなんとなく北斗の拳を連想した

いちいち1つ1つの愛が重く、
みんなが愛に生きているところが同じ

あと、思ったのが、なんとなく北斗の拳に近いなと。

とにかく登場人物みんながひたすら愛に生きてる。
ほとんどみんな最優先が愛。
しかもその愛の1つ1つが重くて、いちいち命がけになったり、諦めざるを得ないことを呪って嘆き悲しんだり。

なんかこの愛への生き様が北斗の拳を連想してしまいました。
北斗の拳って、絵柄とか戦闘描写の割に、感情部分はかなり少女漫画的だよね…

で、出てきたのがサウザーの「こんなに苦しいのならば、悲しいのならば、愛などいらぬ!!」という台詞。
愛で自分の生まれを呪ったり、身を滅ぼしたりそうになったりで、ベルばらの作中にこの台詞が出てきても違和感がない…

なおかつそこにフランス革命というものが関わってくるわけで、愛と人間の権利や尊厳を取り戻すための戦いという点でも、ベルばらと北斗の拳はかなり似てるんじゃないかなーと。

その他の感想いろいろ

ラストのマリー・アントワネットの話は、向かう先が絶望だったので、つらいものがありましたね><
最後がギロチンなのは知ってるわけだから、中盤辺りから読み進めたくない気持ちもあったわけで。
そんな中でも誇り高い死に様を見せた彼女は、最後の最後に大きな成長をしたんでしょうね。
死ぬ間際の彼女であれば、あんなことを引き起こさなかっただろうに…皮肉な話。

その他、いろいろと泣けるシーンがあって、とっても面白かったです~
さすが名作として読み継がれているだけあるなぁと。

そんなわけで、近々、宝塚も見に行くことにします~
楽しみですヽ(´▽`)ノ
あとはアニメもみたいですね。
アニメの主題歌「薔薇は美しく散る」はすごく作品にあってて美しくていいですね~


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おまけ │2014年05月10日 01:02

ベルばらは僕の世代じゃないのでよく分からない上、読んだ事も無いのですが、この時代で僕の好きなキャラクターはフェルセンですね。
アントワネットに対して愛と忠誠心を誓い、彼女が国民に殺されると国民に高圧的なやりかたを取ったみたいで最後は国民に殺されてしまう。

何か可哀想でしょうがないです。

ただこの漫画は面白そうですね。

ゆきにゃん │2014年05月10日 01:34

☆おまけさん
わたしも当然世代じゃないのでよくわからなかったのですが、読んでみると想像以上に面白かったです~
フェルセンの命がけの愛は感動でした。
まぁ最後にフェルセンも殺されてしまうわけで、喪失感は異常だったわけですが><
この時代についてそれだけ知っているなら、楽しめると思いますよー
架空の人物を活躍させつつ、歴史イベントをきっちりこなして、よくこれだけ上手くまとめたなーと思いました。
というわけで、ぜひ読んでみてください(*´▽`)








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