あまり愉快な話ではないというか、人生の中で一番苦痛なイベントなので、避けてとおりたかったのですが、無理でした。
わたしの心の闇の根源は「性同一性障害だと親に対して、とてつもない迷惑がかかる」ということだったようで。
出来れば親には言わないですませたかったのですが、親としては「なんとなく子供から避けられている」と感じるわけで、それはそれでキツイだろうなぁと。
で、わたしのほうも「この性別に生まれてしまったせいで、生まれながらにして親にとって疫病神」というふうに感じて、ひたすら自分を責めておりまして。
それが病気の原因の気がするので、「進退きわまってどうしようもなくなったので、仕方なくカミングアウトする」という選択肢にいたりました。
「自殺する勇気があればなんでもできる」というかんじでやりました。
どうでもいいけど、この言葉、たしかにそのとおりだとは思うんだけど「自殺する勇気を使って、何かをやったけど、ひどい結果になった」という場合、どうするんですかねぇ。
命を削って勇気を出して戦って、それでもボロ負けしたら、それこそ「もう諦めて気持ちよく命を断とう」になるような。
命を削って戦うって、そうそう何度も出来ませんし…
わたしはこんなに気持ちに負荷のかかるイベントは二度とやりたくありません、1回命削った感じです。
とまぁ、そんなことを思いました。
ともかく、親へのカミングアウトって、人生で一番見たくない壁というか、LGBTの人にとって一番スルーしたいことだと思うんですよね。
正直、こんな誰も幸せになれなさそうなクソイベントこなしたくなかったし、こんな風に生まれてきたくなかったです。
わたしの人生の中で間違いなく一番の苦渋の決断です、もういっそグランドキャニオンから飛び降りて死んでしまいたい(;´Д`)
「親が100%嫌がるとわかっていることをやらないと、こっちの心が壊れる」というのはキツイ。
しかも、色んな「親が嫌がること」があるけど、ベクトルこそ違えど、犯罪と同じくらい嫌がりそうで。
別にわたし犯罪をおかしてるわけでもないのに、なんでこんなに苦しい思いをして、親を苦しめなきゃなんないの?(つд⊂)エーン
とまぁ、そういう苦しい思いと「ひたすらに自分を責めてしまうので助けて欲しいです、気持ちわるいと思っていいし、理解しろと言わないから、せめて苦しんでることだけわかって」という趣旨でお手紙を送りました。
この性別、現状では実生活にはさほど問題もないのですが、親に迷惑がかかりまくってしまう一点がただただつらいし、それだけで生まれてきたくなかったし、最初から生まれなかったことにして、わたしとは別の普通の性別の子を親に与えて欲しい。
誰も好き好んでこんな性別の子を子供にしたいと思わないだろうし。
正直、親はLGBTなんかに全く縁のない「ふつうの人」なので、わたしのせいでこんなめんどくさくて楽しくもなんともない問題に巻き込んでしまうハメになって大変心苦しいです。
好きな人、寄ってきてくれる人はいいけど、LGBTに何の興味のない人を巻き込んで、しかもそれも親子の縁という、呪いのアイテムみたいにはずれないもので…
親二人の人生に、関わり合いになりたくないような面倒事を作ってしまう感じで、こんなことしたくないのに、なんで生まれてきたの、生まれてこなきゃ良かったのに、というかんじです。
こんな性別に生まれたわたしは親にとって疫病神なんだろうなぁという気持ちでとてもつらいです。
性同一性障害なんてめんどくさいものが存在するこの世界が憎い、強制的に親二人を巻き込まないといけないクソ仕様が本当に憎い。
こんな世界なけりゃいいのに。
もしわたしがドラゴンボール超の全王様なら、すべての宇宙を崩壊させちゃうのに。
普通の性別の子供に生まれられなくてごめんなさいという気持ちいっぱいこめて送ったけど、どんな返答くるのかなぁ…
親がわりとなんでもありで「別に好きにしたらいいよ」くらい軽いノリの人なら、わたしの悩みはこんなこじらせることなかったんでしょうけどね…
世界を消し去りたいとか言うより、世の中の親が「別に好きに生きたらいいよ」となる比率を高めるような活動するのが建設的なんでしょうけどね…
これを読んでて子供がいる人、将来子供が出来た人は、もし子供が性同一性障害でも優しく受け入れてあげてください。
親へのカミングアウトは自殺の次くらいに勇気がいる人生最大の壁なのです。
わたしはこじらせて悲惨な人生になったけど、次世代の子供が同じ思いをしませんように。
…そういう次世代に生まれたかったけどね(つд⊂)エーン
私も、女の娘から3月に卒業します。
女の娘になったきっかけは、明星のヘアカタログを見ているうちに、どんどん変化し、初めて洋服は、タートルネックに合う、3wayマキシ丈ワンピースとグラディエーターサンダルを購入しました。そのファッションでしたメイクは、資生堂のエリクシールシュベリエル デーケアレボリューションにインテグレートファンデーションだけでした。都内にある女の娘に変身できる美容室に行き、前髪ぱっつんのボブにパーマをかけたヘアスタイルに、フルメイクに挑戦しました。
その新しい洋服を購入するごとに美容室に行き、ハマってしまいました。その後、あるサイトで豊橋にあるp*o*i*eという女装子サロンにも行くようになりました。プロカメラマンによる撮影をしました。その後、原宿や表参道、乃木坂付近を散策時は女の娘に変身しました。普段はコンビニバイトしていました。
今年4月から新しい仕事が見つかり、そちらに転職を気に、女の娘から卒業することにしました。3月には、卒業袴を着て、卒業することに決めました。