第49話「双六が終わるとき」:平清盛 感想

第49話「双六が終わるとき」


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第49話「双六が終わるとき」

平清盛 感想】   2012/12/20 17:46

後白河院復活も、事実上の武士の世に…

平 清盛 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
後白河院が幽閉されるのも計算のうちってのはちと無理があったような気も。
高倉院が死ななきゃでられなかったわけだし…
まぁドラマ後の紀行で「幽閉されながらも頼朝に平家追討の命をだしていた」といってたことを考えると、おかしくはないのかなぁ…

後白河院復権も、実は清盛の真のライバルは頼朝になっていたんですね。
形式上は後白河院が頂点だけど、平家と源氏の勝者が新たな世の頂点に立つ形になっていたわけですね。
治天の君が後白河院でも、結局は源平勝者の世になってしまう。
後白河院との長い長い双六もおしまい、と。
なんか切ないですね…
寂しそうな後白河院が印象的でした。

あそこで双六を受けるあたりがさすがの後白河院。
煽られたら受けずにはいられないw

しかし、完全に正気にもどったすぐ後に、病に冒されるっていうのは悲しい。
でも、それは清盛がこの世に生まれた役目をまっとうしたってことだよね…
頼朝が結局は清盛の福原と似たようなことをして、清盛が失敗した「武士の都」を作り始めたわけだし。



清盛の面白さ

人間ドラマになっていて深くてイイ

ここ最近の平清盛は、主人公を変に善人化させず、なおかつただの横暴な権力者として終わらせてないところが面白いです。
途中から「ただのもうろくした権力者の老人」になったけど、色んな要素があって少しずつだけど軌道修正されて、自分を取り戻してきているんですよね。
その辺がすごく面白いです。

権力を手に入れ視野が狭くなって横暴になっていく姿と、反乱が起き一門からもいさめられ、少しずつ自分を取り戻していく姿がじっくりと描かれていますよね。
ここまで描いた大河ドラマは他になかったのでは。ただ「権力の階段をのぼって絶頂を極めました」じゃないのが深くてイイ。
欲に憑かれたまま死んでいくという絶望でおわるのでなくて、清盛が少しずつだけど自分を取り戻し「一門の結束も少しずつ取り戻されていく」という救いがあるのがいい。作品として、主人公ご乱心という胸糞悪い結末にならなくてすんでるし、一度自分を見失うことも必要だったのかと思える。
権力を登っていく爽快感、権力にとりつかれて狂っていく悲しさ、そこから少しずつだけど自分を取り戻していく救い。
死後に一門が滅び去る諸行無常感。それでもなお、清盛が目指した武士の世は友の子である頼朝によって作られ、目指した夢は別の形でかなったという希望。

とても面白いです~


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