無料で入れる博物館
ボランティアの人に話を聞くとわかりやすいです
神戸にある「戦没した船と海員の資料館」という博物館にいってきましたー
ちょっと変わった博物館で、入館が無料だったり、ボランティアの人に詳しく話を聞けたりして、ひじょーに興味深かったです。
戦争については知らないことばっかりですね。
重い話だから、わざわざ知ろうともしないんで、たまにこういう施設に足を運んでみるのもいいなーと思いました。
以前、ピースおおさかや靖国神社に行った時も、色々と思うことがありましたしね。
そういう意味では、小学生以来行っていない原爆ドームも行きたいですね。
厳島神社も行きたいし、広島で写真撮ってくれる人募集中(笑
民間の船が無理やり戦争に使われて沈んだ話
ボランティアの人の話がわかりやすかったです
神戸華僑歴史博物館に行こうとしてたら迷ってしまいまして。
そうしたら、2つとなりにある「戦没した船と海員の資料館」という施設をみつけましたー
入館無料だったので、入ってみました。
迷っちゃったおかげで見つけられてラッキー(*´▽`)
ここって何の博物館といいますと。
太平洋戦争のときに、一般の船が強制的に戦争に参加させられたそうなんですよ。
たとえば漁師とかだと「自分の漁船を、物資や兵隊を運ぶために使わなければならない」という法律ができちゃったそうで。
船をもっている人は、超とばっちりで、海上の輸送を強制されたそうなんです。
で、一番問題なのは、ただの漁船とか客船とか貨物船で運んでいることでして。
兵器もつんでなければ、装甲もないんで、敵に見つかったら沈められるしかないんですよ。
しかもスピードだって速くないから、逃げようもないわけで。
見つかった時点でオワタ状態。
運ばれていた兵隊とか、戦地にたどりつく前に無装甲の船を沈没させられちゃって、もう何しに行ってるのかわからないレベル。
…という悲惨な沈められ方をした船の資料館なのです。
以上、ボランティアのおじいちゃんから聞いた話。
何の博物館だったのかさっぱりわからなかったんで、詳しく話していただけて助かりました~
しかし、そんな恐ろしいことが現実としてあったんですねぇ…
もはや想像もできないレベルなんだけど、目の前で話してくれているおじいちゃんは、戦争を経験していて、もう1年のびていたら死んでいたと思うとかいってたわけで。
同じ時代に生きているのに、見てきたものが違いすぎる…
なんか、戦争を乗り越えて生きてきたお年寄りには、敬意を表して生きていこうとか思ったのでした。
初代日本海員組合の楢崎猪太郎さんの銅像。
…どういう方なのか、なんかあんまりよくわかってない。
次にいく機会があったら、ボランティアの人に聞いてみよう…
主に船の模型、写真、絵などが飾られていました。
…ってことは、ここの資料館の船は、全部沈没したわけか…ひえええ。
ちなみに、なんかノコギリで木を斬る音がして、なんなんだろうと思っていたんですけど、館内のパネルを自作している音でした。
まさかの自作(笑
予想外すぎる…
ちなみに隣にはこんな建物がありました。
昔のものが残っているようで雰囲気があっていいですねー
中は普通のお店でした~
こんなことがあったのかとビックリ
沈没船に乗ってた人も来たりするらしいです
で、感想。
とりあえず、無料で入れたのはうれしかったですね~
しかも、ボランティアの人がいて、詳しく話をしてくれるものだから、ひじょーにありがたかったです。
ただまぁ、飾ってるのはほとんどが戦没した船の模型や絵なんで、「ひえええ、こんなに沈んだのか」とか「なんというむごい話だ…」となるだけというか、単調ではあるかも…
もうひたすらに沈んだ船が並べてあるわけで、どっちかというと「ゲーッ、こんなひどいことがあったのかー」というインパクト重視。
ただ、戦没船に乗っていた人や、遺族の人たちが訪れているそうで。
そういう人たちにとっては、全く別の視点で見られる、ものすごい資料館なんだろうなぁとも思いました。
ボランティアの人に教えてもらった話では、7回沈没した人が訪れたことがあるんだとか…
7回って「またか」というかんじですね。
その人とは絶対に一緒に乗りたくない(;´Д`)
2~3回くらいの人は結構いたみたいです。
沈没しても、意外と生き残る率は高かったみたいですね。
しかし想像を絶する世界だ…
戦争こわい><
とりあえず、ものすごい勉強になりました。
無料ですし、ボランティアの人に話を聞けたおかげでわかりやすかったし、パネルがまさかの自作という面白さもあったんで、行って良かったです~