神戸にある阪神大震災の記録や
防災意識を高める展示などがある施設
4月からひたすら色んな所に行きまくってますが、そろそろ大阪で行くところも少なくなってきたので、神戸の方に足を向けることにしました。
秋には京都にも行きたいかなーと思ったり。
そんなわけで、今回は「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に行ってきました。
西館と東館にわかれた広い施設
人と防災未来センターは、かなり大きい施設でして。
西館と東館にわかれています。
西館1階から入って、4階→3階→2階と降りて行って、東館との連絡通路を通り、東館の3階と1階に見るところがあります。
震災再現映画と震災直後の街の再現、
復興に至るまでの物語の映画
まずは西館4階からなのですが、ここは残念ながら撮影禁止でした。
最初に見るのが、阪神大震災の再現映画。
壁に映し出される迫力の映像と地面に振動のある音響や光などで再現されています。
いろんなところでの地震が起こった瞬間を映し出していて、コレが怖いというか、「もう勘弁して」という感じでした(;´Д`)
ひたすら物が落ちてきたり、家が壊れたりする映像を7分くらい見せられてキツイ><
映像終了後は震災直後の街を再現している場所に案内してくれるのですが、次の映像が控えてるので、あんまりゆっくり鑑賞させてもらえませんでした。
写真も撮れなくて残念。
かわりに、以前いったあべの防災センターの街並みの画像を貼っておきます。
大体同じような感じでしたが、あべの防災センターの方が広かったですね。
その後は、震災直後からの復興までの映画を見るのですが、震災で姉が死んだ話とか、避難所は全く休憩出来なかった話とか、避難所でのお葬式の話とか、実に重かったです><
今までこういうのと無縁でいられているというのは、きっと幸福なことなんでしょうね…
震災関係の資料や、震災から復興までに至るジオラマなど
西館3階では震災関連の資料がたくさん展示されていました。
写真は、なんかよくわからないことになっている看板です。
火事で燃えたんでしょうけど、もう何が何やらさっぱりわからないですね…
こちらは、震災が起きた5時46分で止まってしまった時計。
震災以来、時が止まっているということですよね…
謎の折れ方をしたゴルフクラブ。
一体、どういう力が加わったらこんなことになるんでしょうね…
溝とか、もうえらいことになってます><
最初は溝とわかりませんでした…
震災直後の様子の再現。
こんなんになったら、生き残っても途方に暮れますね…
震災から復興していく街並みを立体的に展示。
解説と合わせて見ると、とてもわかりやすかったです。
あと、この展示が絵を上手いこと立体的に重ねていて、完成度が高いなーと。
こういう簡単なジオラマ的なものを作って、そこにフィギュアを飾ったら楽しそうだなーとか思いました。
パイプで作った楽器。
スリッパで叩くと、レミファソラシドの音が出て面白かったです。
当時はこういうのを作って気持ちを和らげたりしていたのでしょうね。
アメリカから送られてきたテディベアのぬいぐるみ。
震災の後、クマのぬいぐるみをもらってどう思うのかなーとか考えましたが、かわいいので和むのかなーと。
あと、抱きしめたら、ちょっと不安が和らぎそうですね。
よく「いらないものの代表」と言われる千羽鶴とかは、ほんとにいらないですよね…
クマのぬいぐるみみたいに視覚的にかわいくないし、ふかふかで抱きしめて気持ちよかったりもしないし。
むしろ、折り鶴を折る前の折り紙を渡してくれたほうがありがたいんじゃないかなーと。
なんかインパクトあって怖かった絵。
こんなでかいひまわりあったら恐ろしすぎる…
体験というか科学館的な展示や実験ショーなど
西館2回は、科学館的な展示や実験ショーなどがありました。
震度とマグニチュードの違いを実感できる装置。
地震のパワーと震源の深さを選ぶと、揺れが起こります。
震源が深いとマグニチュードが大きくても、震度が低くなるんですよね。
その辺をボランティアのおじさんが詳しく説明してくれました。
あとは、実際に地震で家具が動くのを体感できる装置とかもありました。
避難所の解説をしたパズル。
こういうパズルは地味に遊んでしまいます(笑
マグニチュードのエネルギーを視覚的に表した展示。
M6.0とM9.0はものすごい差があるというのがよくわかります。
あとは防災グッズを実際に体験するコーナーとかもあったんですけど、試す時間はありませんでした。
地震の時に家具が転倒しないための器具の紹介。
でもかわいくないですね><
これは部屋の中で目立ち過ぎちゃう…
もうちょい見た目に気を使った転倒防止器具があってもいいと思うのです。
耐震を施した建物や、免震装置などを模型を使って解説する実験ショー。
揺れの違いがわかりやすかったです。
東館は主に水について学ぶフロアでした
地震をテーマにした西館に比べて、東館はちょっと違った趣向でして。
森をイメージとした広場になってまして、主に映像を見るフロアでした。
最初のところでは、写真のふくろうが語っているというイメージ。
こんなかんじで、人の手を使った影絵の映像で水についてのお話がありました~
面白かったです~
あと、にゃんこがかわいいですね(*´▽`)
その他、阪神大水害の映像とかもありました。
ちなみにほぼ貸切状態で、他に誰もお客さんがいませんでした。
誰もお客さんがいない中で、映像が流れ続けている暗い博物館って、なんか怖いです><
さらに、東館1階の「こころのシアター」では2種類の3D映画が見れました。
「葉っぱのフレディ」という命の循環をテーマにした15分ほどの映画と、「東日本大震災・津波の傷跡」の30分ほどの映画。
こっちも両方共貸切状態でした。
この映画がものすごい設備が良くて、音もいいし、クッションのすわり心地も良かったです。
おまけに3Dで見れるんですけど、東日本大震災のドキュメンタリーとか、瓦礫が3Dで見えたりしても、全くうれしくなかったです(;´Д`)
「葉っぱのフレディ」の方は、映像自体がとても綺麗だったので3Dで見て楽しめましたね~
童話が原作で、ミュージカルもあるみたいです。
施設の設備はすごくいいけど、参加型のが意外と少ない印象
でも、震災について改めて考えるキッカケになりました
最後に人と防災未来センターの感想なんですけど、見る所は多いんだけど、実際に体験するところは少ないのが残念でした。
前に、あべの防災センターにいって、そっちでは防災訓練が出来たんですよね。
骨折した時の対応とか、煙が充満している廊下からの脱出とか、消火器の体験とか。
そういうのが無かったんで、身に付けるという意味ではいまいちだなーと。
こちらの施設では、特にそういうプログラムはありませんし。
そのかわりに震災での被害とか、復興の過程とかを詳しく見れるというのがウリですね。
でも、見ていて「結局、地震が起きたらどうしたらいいのかなぁ、対策もどうすればいいのやら…」という感じでして。
結局は展示を見て感じたことは「被災してしまったら、ほんとにどーしよーもない」というか。
お金があれば、とりあえず引っ越して済ませることが出来ます。
被災地を見捨てて出て行くことになりますけど、住める家も無いし、ライフラインがぼろぼろなわけだし、とりあえずは帰るところを作ることが重要ですし…
なので、被災したときのためにお金を貯めておくという対策はありですよね…
それ以前に、被災直後はどうすればいいかというと、たぶんどうしようもないんじゃないかなぁと。
家が潰れるくらいの地震だと、水や缶詰、防災グッズといった備えを置いていてもどうしようもありませんし。
やっぱり、助けてもらうしか無いわけで。
結局は「助け合いの精神が一番大切」ということなのかもなぁと。
かといって、東北の地震の義援金はなかなか使われなかったわけで、我々はどういった行動を起こせばいいんでしょうかね…
こう考えると、東日本大震災のときに実際に救援物資を現地に運んだ江頭2:50さんとか、本当にすごいですよね。
一番理想的な行動なんだろうなぁと思います。
まぁ、こういうことを真剣に考えてみたりするだけでも、行った価値はあるのかもしれませんね~
右手はスリッパですか?
免震と制震の違いは分かりましたか?
この前は貴重な時間を有難うございました! 皆さんとお会いできてよかったですよ、自分の道をこれから模索していこうと思います。
それにしても地震のパワーは恐ろしいですね…(>_<) 山口県は日本一自然災害がない県と言われていまして。日本最初のパラボラアンテナ基地が作られたぐらいです。 でも、この山口県とていつ自然災害に襲われてもおかしくないわけですから、油断禁物ですね。
いつまでも日本が平和であってほしいものです。
☆mさん
スリッパですよー
免震と耐震の違いもなんとなくわかりましたー
☆パッショーネさん
イベントではどうもでした☆
これから生きていく上で役に立つように行動していただけると嬉しいですよー
地震はほんと怖いですね。
どうすればいいかというと、確実なのは日本を出て行くくらいしかw
でも、日本ほど治安の良い国はないですし、結局、本当にどうにもならないときはどうにもならないけど、防災グッズくらいは置いておきたいものですね。