19世紀のフランス人形が展示されています
今の日本のドールとの違いが感じられて面白いです
神戸の博物館めぐりシリーズ。
今回は、神戸ドールミュージアムにいってきましたー
残念ながら、館内での撮影は禁止だったので、軽く紹介と、思ったことを書いています~
19世紀のフランス人形やからくり人形が展示されているのですが、日本人形との意外な繋がりがあったりして面白かったです。
あと、「今から見た100年前」を感じることで、「100年後から見た今」を妄想してみたりしました。
神戸ドールミュージアムは、神戸の元町駅から歩いて数分のところにありまして、1階はお店で、2階と3階は19世紀のフランス人形や、オートマタ(歯車で動く人形)が飾っています。
個人のコレクションをこういう形で展示して、博物館にしているそうなのですよ。
お店では、こんなかんじのかぁいい小物や、フランス人形などが売っていました。
なんかドールの顔こわい…(笑
2階と3階が博物館なのです。
看板が面白いですね~
館内では、19世紀のフランスのベベと言われるドールが飾っていたりしました。
もともとはフランス人形は大人の姿だったのが、日本人形の影響を受けて、子供の姿になったそうです。
なので、写真のように顔がまるっこいというか、ふくれているのですよ。
あと、この顔はメイドインチャイナだったそうで、似たような顔ばっかでした(笑
量産するための型が少なかったんでしょうね~
オートマタの方は、飾っているドールの動きを紹介するビデオで、動いているのが見れました。
残念ながら実物が動いているのは見られず。
意外なところで文化交流を感じられました
でもやっぱ今の日本のドールが好き
感想ですけど、意外なところで文化交流をかんじましたねー
フランスの人形が、実は日本人形の影響を受けていたとか。
今のゴスロリ系のドールとか、フランス人形がルーツなんでしょうけど、そのフランス人形が実は日本人形の影響を受けているとなると、なんかめぐりめぐって戻ってきた感ですよね。
おもしろいなーと。
ただ、やっぱり顔つきは今の日本のドールが好き。
そりゃ、今の日本のドールは今の日本人向けですからねー
でも、なんか西欧のものって基本的にリアル志向なんで、ちょっとこわいんですよね。
日本人って、浮世絵とかからわかるように、昔からうまいことデフォルメしてた民族なんで、ドールもいい具合にデフォルメしてるんですよね~
このへんのデフォルメは日本人の伝統なんだろうなと。
あと、オートマタはすごいんですけど、日本のからくり人形はもっとすごかったわけで。
むしろ日本のからくり人形って、謎スキルですよね…
あれは一体なんだったんだろう…
まぁそんなわけで、西洋文化を味わいつつ、日本文化の素晴らしさも感じたのでした。
未来には今のドールやフィギュアの博物館があるんだろうか
それにしても、思ったことが、100年後には今のフィギュアとかも「100年前はこんなものが流行ってました」という扱いになって、博物館に展示されたりしてるのかなーということです。
100年前の人は、まさかそのときのフランス人形が100年後に日本で展示されているとは思わなかったでしょうし。
スーパードルフィーとかねんどろいどとか、100年後にマニアがいたりして、箱付きのがものすごい高価で取引されてるんですかねぇ…
そのときには、人工筋肉が使用されていたりして、「球体関節のレトロさがイイ!」とかいってたり。
「100年前の洗練されていない絵柄が好き」とかいうマニアがいたり。
マンガとかどうなってるんでしょうね…
ドラゴンボールとか、この調子だと100年くらい残ってそうだなーと思うのですよ。
まぁこれから先のことはネットに詳細に記録され続けるわけで、2100年くらいには、100年前のことが容易にわかるようになってるのかもですね。
このブログも、ドメイン代とサーバー代さえ払っておけば100年後もあるかもしれません。
…でも、サーバー会社がもうやめちゃってるかなぁ…
となると、このブログは100年後には残っていない可能性の方が高いけど、残すためにはどうすればいいんだろうとか、なんかそんなことを思ったり。
でも、作者が亡くなっても消えていないサイトとかもたくさんありますし、未来はどうなってるんでしょうねぇ…
そんなことを、100年前のドールから感じたのでした。