鋼の錬金術師・第61話「神を呑みこみし者」の感想です。
今回はえらい展開で、神回でした~
単行本派の方は、まだコミックスには掲載されてないんで超ネタバレ注意。
やっぱ見た目的にも人間のほうが、メタボなめんたままみれよりかっこいいなぁ。
結局は人間の美的観念なんだけど、そもそもお父様自身がホーエンハイムから生まれたわけだから、美的感覚としては人間に近いだろうし、こうするよね。
そーいや、以前の肉体がホーエンハイムに比べて老けてたのはなぜなんでしょ?
その辺も話の核になってるとおもったら、不明のままだなぁ…
それにしても、せっかく神を飲み込んだといってたのに、お父様のターンみじかっ。
どうも原作ではもうちょいお父様のターン長かったらしいですね。
でも、見ていて「力をつかったのに反応して国土錬成陣カウンター発動」と感じたんで、短いのも当然だろうなーとか思ってしまったわけです。
なんか性能的には最強に近いのに、お父様にいいようにやられていて、いまいちぱっとしなかった感があったホーエンハイムですが、ここにきて大逆転。
というか、ラストバトルはほとんど「ホーエンハイムVSお父様」というかんじですね、これ。
なるほど、自分が死んでも日食の影でカウンターが発動するように作ってたわけかー。
各地を旅してたのはこれが理由で、逆にこれのためにホーエンハイムはエドに恨まれることになったわけか…
でも、これがなきゃ国民全滅だし、そりゃ仕方ないよなぁと最後の最後に納得できる形に。
自分の中の魂との対話は、ここで大きく生きたわけですね。
ウィンリィたちが復活するさまは感動的でしたー
なんか終盤の活躍で、自分の中で「ハガレンで一番好きな女性キャラ」になったかも。
ホーエンハイムが防いで、メイが錬丹術で力を分散させて、錬丹術の陣がつぶれないようにエドとアルがホーエンハイムを支援。
まさにみんなの力をあわせてるというかんじでいいシーンでしたねー
子供に助けてもらって張り切るホーエンハイムも感動的でした。
異常なタフさと強さだった大総統もとうとうやられましたかー
最後の最後に天に見放されたっていうのは、なんかスカーが自力で勝ったというわけじゃなく、最初に見たときは微妙にかんじたりしましたが、これはこれでよかったのかもしんない。
結局、人間の反撃で振り回されたおかげで、やりごたえがあって満足できたっていう最後の本音もよかったなぁ。
この人、振り回されてる時が一番充実した表情してましたもんね。
死ぬ間際の「自分が選んだ王の伴侶、遺言などいらん」と、妻を信頼した発言もよかったですー
それにしても、最後まで大総統のアクションすごかったなぁ。
腕ぶっちぎられたのに、剣をくわえてつきさすとか壮絶すぎる。
ホーエンハイムが仕込んでたのは、国土錬成陣で抜かれた魂をもとにもどす錬成陣で、イシュヴァール人が仕込んだのは、錬金術封じを無効にする錬成陣だったのですね。
なるほど、スカーとマルコーが約束の日まで長い間ほっつき歩いてたのは、これをイシュヴァール人に仕込んでもらうためだったのか。
ホーエンハイムが仕込んでたんで、兄者の研究所を解読とか必要なかったのでは、と思ってたんですけど、別物で両方とも必要だったわけですね。
その発想はなかったです。
で、お父様をつないでたあの変なパイプは、賢者の石を国中にめぐらせて錬金術封じをするためのものだったと。
自分の一部なんで、いつでも発動できたってことなのかしらー
それにしても、兄者は天才過ぎる。
そして、世界を救った英雄の一人なのに、名前すらでてこないとは…
スカーがこれ書いてるところ想像して笑ってしまった。
最後の最後にプライドを邪魔しちゃうキンブリーさんはトリックスター。
プライドを邪魔すればプライドの中にいる自分も滅ぶのに、美学に反するからということで邪魔をして、エドの味方をしちゃうキンブリーは、ほんとに変な人です。
そこにしびれるあこがれるゥ!
キンブリーの「善悪敵味方問わず信念を貫き通す人間が大好きで敬意を評する」というところがかっこよくて好きだったんですけど。
その部分が、最後の最後に「人間を見下してたわりにやばくなったら人間の中に逃げこもうとするプライドは美しくない、この状況でも殺さない覚悟を貫き通すであろうエドの方が信念があって美しい」ということで、結果的に人間側に味方することになったわけですね、おもしろいものです。
キンブリー自身も、最後にそーいう己の信念をつらぬいて滅んでいったわけですからカッコイイ。
「あなたはエドワード・エルリックを理解していない」てのは「殺されるっ」といってることに対してですよね。
絶対に相容れないくせにエドの「殺さない覚悟」をバカにすることなく、非常に高く評価してるとか。かっこよすぎだー
やっぱブラッドレイやキンブリーのように、相手を評価した上で悪を通そうとする悪役は大好きなのですー
「世界が何を選ぶか見てみたい」といってたけど、一連の流れを見て、人間側の勝利だと確信したのかもしれませんね。
と、せっかくのエドの見せ場をキンブリーが全部もっていっちゃった気がする。
プライドも、食欲に任せて変なの食べちゃうからこんなことにw
いいとこをキンブリーにもっていかれたといえ、自分を賢者の石にしてプライドに侵入して核をぶちこわすとか。
なんかトンデモすぎてワケワカラン。
でも、勢いでおしきっちゃって納得しちゃったかんじはあります。
ブリッグズでやった、生命エネルギーを練成ってヤツの応用なんでしょうけど、この辺の無茶をやってのける部分は主人公ぽい。
どう考えてもホーエンハイムが主人公の展開だったけど、一応少年漫画の主人公らしさもあったなぁ。
でも、やっぱいいとこ他キャラに全部もってかれちゃう兄さん。
そんな不憫な兄さんが好きw
ちいさすぎるー
というか、本体は赤ん坊だったのかー
見直しててきづいたんですけど、グラトニーも、一度お父様に吸収された後に復活したとき、ちっちゃい赤ん坊モードでお父様から生まれてたんですよね、そーいや。
成長はやすぎるとおもったけど、あのちっちゃいのが本体だったのかなぁ…
エンヴィーの例もあるし、どうもホムンクルスは本体が別に別れてるんですかね。
その辺、いまいちよくわかんない。
しかし、この期に及んで服の上にのせて保護してやるとは。
保護するのなら、上にもっていってやれと思ったけど、オリヴィエ姉さまなら有無を言わさずとどめさしそうだから、ここに置いといた方が安全か(;´Д`)
というわけで、今回はなんかえらい内容が濃くて、まさに神展開でしたー
おかげで感想もえらい量に。
あと3回で終わっちゃうけど、続きがすごい楽しみですー
コミック出る頃には忘れてるだろうから気にせず侵入w
久々に主人公が活躍したようですね。
キンブリーさんも良い敵キャラぶりで。
プライド、ちっちゃ。
エンヴィーの本体は嫉妬と関係あったけど、こっちはあんまし関係無さそうなきが。
続きが楽しみですね。
☆きーぽんさん
ここ読むなら、せめGyaoかなんかで動画で見てからにしなさいー(笑
終盤は、さすがにいい加減主人公が活躍してくれそうですー
プライドの本体は、傲慢とは関係なさそうですねぇ。
残り3回、ワクテカしながら今までの分を見直してますー