現状の外側のぶっ飛んだゴールをつくろう
ゴール設定のお話の続きです~
前回は
・ゴールとは「自分の人生を対価に何を得るのか」ということ
・何も設定しないと、現状維持をゴールにしてしまう
というお話をしました。
今回は「だったら、どう設定すればいいんだろう」というお話です。
結論から言うと、ゴールは「現状の延長線上では出来ないようなこと」を設定する必要があります。
わたしの学んでいる苫米地式コーチングでは、「現状の外側のぶっ飛んだゴール」という表現がされています。
現状の外側とは、今のまま頑張ってても出来ないこと
じゃあ「現状の外側のぶっ飛んだゴールってどんなの?」という話ですよね。
たとえば、会社に勤めている人が
「将来は役員になりたい」
「あわよくば、今の会社の社長になりたい!」
とかは、もろ「現状の延長線上」です。
今の会社で頑張れば、なんとかなるレベル。
社長だと、かなり大変ですけど、それでも現状の延長線上です。
よく、会社勤めしている人が「上司を見たら、自分の10年後が見えてしまった」と言ってたりしますが、それがまさに「現状の延長線上」ですね。
逆に現状の外側のぶっ飛んだゴールとかだと、工場でバイトしてる人が
「芸能界でデビューして、ロリ服着た男の娘アイドルになりたい!
それでテレビに出まくって有名になりたい!」
とか、そんなかんじです。
…いや、実際に友人にこんな人がいまして(笑
この場合、どうあがいても、今のまま頑張ってたら無理です。
「頑張る」だけじゃダメで、ブレイクスルーが必要になるんですよね。
ぶっちゃけ、「頑張る」は思考停止ともいえますよね。
「頑張っても、どうあがいても無理なのものを頭をフル回転してなんとかする」のこそが、クリエイティブな考え方です。
これがかなり大変なので、頭を使わずに楽しようとしがち…
なので、「頭使うのやだ」という人向けの話も、おいおいしていきます(笑
今を基準にしてしまうと、余計に縛られる
現状の延長線上のゴールは「今」を基準にして考えていることになるんです。
現状の外側だと「今は関係ない」「未来はどうなのか」という問題なのですよ。
もし、「今」を基準にして考えたとすると、
「今はこうだから、将来はこれくらいが妥当だし、ゴールはこうしよう」
という感じになりますよね。
これの何がまずいかというと、現状に縛られた奴隷のままなんですよ。
今を基準に未来を考えることは、とても危険なことなんです。
農民出身という現状に縛られなかった秀吉
たとえば、豊臣秀吉でいうと「オレは農民に生まれたから、せいぜい足軽になって出世して、足軽頭になるくらいかな」とか、そんなかんじ。
で、実際に足軽頭になったとして、農民出身だからこんなもん、ということで上を目指さなくなります。
「農民出身」という現状に縛られたままだと、発想が貧困になるのですよ。
これが「農民出身だけど大名になってやるぞー!」だと、クリエイティブな発想が生まれて、どんどん未来を切り開けるようになるわけです。
本能寺の変のあとも、「農民出身だから天下人は無理だな」と思ってると「織田家を支えよう」という方向になるかもしれません。
でも、「絶対に天下人になってやる」とかんがえると、関白就任のチャンスを逃さずに生かすことが出来るわけです。
性別の悩みは現状の延長線上では対処不可能でした
あとはまぁ、性同一性障害の対処とかそうですね。
わたしを例にしますと「男に生まれたけど女として生きたい!」とかだと、現状の延長線上じゃ無理です。
コレを現状の延長線上で考えるとどうなるかといいますと。
「女になりたいけど無理だから、出来るだけ苦しくないように手を打とう」
という方向性になりました。
わたしはコレで「とりあえず、周りが全員男で、二次元にしか興味なければ、被害が少なくなる」という方向で対処してました。
女でいられないなら周り全員男で二次元にしか興味ない状態になっちゃえばいいという発想で生きてきた話
自分で言うのもなんですが、相当に歪んだ対処です(笑
でも、こうするくらいしか無かったのですよ・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ン
でまぁ、さすがにコレが無理になってきたので、
「女性としていきたい」
「でも肉体改造は負担かかるしイヤ」
と考えて、
「自力で稼げれば、性別のせいで仕事で困ることもないし、好きに生きられる」
となって、今の生活を実現できました。
まぁ、そもそも性別云々以前に働きたくなかったですからね…
「働かないでお金を稼ぐ」という現状の外側のゴールも達成する必要があったのです。
それと、性別の問題がかみ合って、「ネットでお金を稼ぐ」という流れになったわけですね。
これが、会社に雇用されている人が、「女性として生きたい」となったらどうなるかと言いますと。
「仕方ないから仕事中は男性でいる」という感じで、今を基準に考えて妥協しちゃう人も多いんじゃないかな、と。
これが現状の延長線上ですね。
こうなると、ますます現状に縛られている状況になります。
別に、仕事中も女性でいる方法もあるかもしれないのに、妥協しちゃってるんで、そのチャンスがあっても、見えにくくなるんですよね。
この辺は、人間の脳の仕組みでRASというものがあるのですが、説明すると長いので、またの機会に説明しますね。
今回は、ゴールを現状の延長線上に設定してしまうと、ますます現状に縛られてしまうというお話をしました。
で、、「現状の外側」についてはいいとして、じゃあ「ぶっ飛んだ」の部分はなんなの、という話です。
そんなわけで、次回は「なんでぶっ飛ばなきゃならないのか」というお話をしていきまーす。
初めて書き込みします。
いつもキン肉マンの記事楽しく読ませていただいています。
ゆきにゃーさんの実体験とあわせて語られるコーチング論とても興味深いです。part3ぶっ飛ぶの話超たのしみです。
☆Thomas Yamada さん
はじめまして、コメントありがとうございますヽ(´▽`)ノ
キン肉マン記事を読んでいる方が、他の記事も読んでいただけているのを知ると嬉しいですよー☆
コーチング理論、ちょくちょく書いていきますので、お楽しみにー(*´▽`)
初めまして。コーチングのお話、とても面白かったです。
>ゴールとは「自分の人生を対価に何を得るのか」ということ
ここのところで、はっとしました。おお~、なるほど~と(笑)
私は苫米地さんの本を数冊読んだことがあり、そちらも興味があります。ブログの記事まだ読んでませんので、これから、楽しみに読ませてもらいます。
ではでは~
☆淺岡家山さん
はじめましてー、コーチングのお話、楽しんでいただけてうれしいですよー(*´▽`)
気づきがあったようでよかったです~
続きもぼちぼちと書いていきますので、よろしくです☆