「want to」と「have to」(1) 「~したい」と「~しなければいけない」:コーチング講座

「want to」と「have to」(1) 「~したい」と「~しなければいけない」


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「want to」と「have to」(1) 「~したい」と「~しなければいけない」

コーチング講座】   2015/07/22 16:11

「やりたいこと」と「やらなければならないこと」

コーチング講座、続きです~

前回は

・我々は自分の思っている以上の能力を秘めている
・ゴールが自分の限界になるので、出来るだけぶっ飛んだゴールにしよう
・思いつかなければ「ぶっ飛んだゴールを作る」というゴールを作ればOK

というお話をしました。

で、今回はゴールを設定するにあたって、とっても大切な「やりたいことをしましょう」というお話です。




やりたいこと→「want to」
やらなければならないこと→「have to]

我々の行動原理として、「~したい」と「~しなければならない」の2つがあります。
コーチング理論では、それぞれ、わかりやすく英語で

「want to」(~したい)
「have to」(~しなければならない)

と表現しています。


「want to」は内側から発生するもの
「have to」は外側に仕掛けられたもの

「want to」と「have to」の違いですが、

・「want to」は自分の本心がやりたいと思っていること
・「have to」は誰かに仕掛けられて、やらなければと思っていること

になります。

たとえば、「女の子になりたいけど、男でいなければならない」という場合。

本心では、女の子になりたくてしよーがないわけです。
だから、誰にも止められないし、人の目を気にしないでいいなら、全力でなろうとします。
なにしろ、本人がなりたいと思ってるわけですからね。

でも、それを阻むのが「男でいなければならない」という「have to」の壁。
ぶっちゃけ、誰にも止められなく、なおかつ人の目を気にしないでいいなら、男でいようとしません。
何者かによって、「男でいなければならない」と仕掛けられているから、仕方なくそれに従っているんですよ。


「そろそろ結婚しなきゃ」というhave to

他の例でいえば、「そろそろ結婚しなきゃ」とかいって婚活をはじめる人。
女性だったら「30になる前に結婚しないと…」とか、謎の風潮がありました。
これは、「みんながそうしているから」ですよね。
世間の空気か何かに仕掛けられているわけです。

「でも、親も心配するし」とかだと、「親の心配」に仕掛けられているわけで。
「親を心配させたくない」と考えているなら、「親を心配させてはいけない」という常識に縛られているのではないか、と。

だって、別に結婚したいわけでもないし、結婚したからといって幸せになるとも限らないのに、勝手に外野で心配してるだけで。

そもそも「親を安心させたい」のであれば、これが正しい「want to」ですよね。
じゃあ、親を安心させられれば、方法はなんでもいいわけで、別に無理に結婚を選ぶ必要はないわけです。

こんなかんじで、我々は何者から「have to」を仕掛けられることで、本当の「want to」が見えなくなっているのですよ。

だから、何が「have to」で、何が「want to」なのか、自分を見つめて考える必要があります。

なお、わたしはウェディングドレス着て結婚式はやってみたいけど、別に結婚生活はしたくないなぁと(笑


「want to」だとエネルギーが出る
「have to」だとエネルギーが出なくなる

で、重要な事なのですが、「want to」は内側から「やりたい!」というエネルギーが湧いてくるので、効率よくこなせます。

逆に「have to」は、どこかに「やりたくないなぁ」という気持ちがあるので、エネルギーが湧いてきません。

これは感覚的にわかると思うのですが、やりたいことなら、基本的にいくらでも出来ます。
まぁ、実際には肉体的負担とかあるんで限界ありますけどね。
でも、義務になると、なんか急激にやる気を失います。

こういうときに必要なのは、「納得」ですよね。
納得すれば、「have to」が「want to」に変わって、エネルギーが出てきますからね。

わたしの例でいえば、普通に絵を描く時は楽しく描いてるんですけど、イラストリクエストとかがものすごい苦手でして。
「リクエスト投票を集める」までは楽しかったけど、いざ描くという時に「have to」になって、エネルギーがさっぱりでませんでした。


ゴールは心からwant toで設定しよう

というわけで、ゴール設定は心の奥底から「want to」でなければなりません。
じゃないと、エネルギーが出ないんで、絶対無理です。

たとえば、「芸能界デビューしてアイドルになりたいっ!」というゴール設定の場合。
「ほんとのほんとに、それになりたいの?」ということなのですよ。
なんとなく、憧れてるだけじゃないのかな、と。

まぁぶっちゃけ、かわいい衣装着て、目立ちまくって、全国区でチヤホヤされたいだけじゃないのかなーと。
そういう人はエネルギー出ませんので、かなりキツイです。

アイドルの大変さも熟知した上で、「アイドルじゃなきゃダメなのぉ!」となってるのかどうか、ですよね。
「どうしてもアイドルになりたいっ!」という、沸き上がってくる「want to」で動いているのであれば、道はひらけるでしょう。

で、この「どーしても!」というゴールを見つけるのが結構難しいのですが、それはまた後の話で。


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淺岡家山2015年07月22日 17:11

こんばんは。淺岡です。

>この「どーしても!」というゴールを見つけるのが結構難しい

わかるわぁ~。すごくわかる。
ディスプレイの前で、そうなんだよーと、頷いてます(笑)

私は小説家を目指しているのですが、最初の頃、まわりから何度も、「なぜ、小説家を目指すの?」と質問されました。でも、はっきり答えられなかったんです。

自分に向いていると思うからとか、
たくさん本を読んでいるからとか、

てきとーに言葉を濁していました。

それで、時間があるときに、何度も「なぜなりたいのか?」 と悩んでいるうちに、山本周五郎の名言に出会って、これだ! 自分はこれを読者に伝えたいんだ。自分の体験してきたものを、名言にして読者に伝えたいんだ。そのためにやっているんだ! と気付きました。

それでも、本物の「どーしても!」 ではないかもしれない。自信はないです(汗) 

興味深いお話、ありがとうございました。
続き、楽しみしてますね~

ではでは~








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