「頭が良い」=「抽象度の上げ下げが上手」だと思います
ちょいとイベント告知や他の記事の関係で間が空きましたが、抽象度のお話の続きです~
前回は抽象度を上げる方法を説明しました。
今回は、抽象度の上げ下げを身につけて、いろんなことに生かそうというお話です。
・人によって抽象度が高い分野と低い分野がある
・抽象度の上げ下げの両方が必要
・抽象度の上げ下げを身につけると、たとえ話がうまくなる
・抽象度を上げ下げするトレーニング1 カテゴライズ
・抽象度を上げ下げするトレーニング2 自分の悩みの対処
といった内容になります。
ちなみに、頭が良い人というのは、抽象度の上げ下げが上手な人なのかなーと思います。
教養も必要ですけど、抽象度の上げ下げが上手くなれば、それだけでだいぶ頭が良い人になれると思うのです。
人によって抽象度が高い分野と低い分野がある
前々回の記事で、抽象度について「分かりやすく言うとこれは視野ですね」というコメントを頂きました。
これはまさにそのとおりでして。
抽象度が高い思考=大局的に物事が見られる=視野が広い
ということですね。
付け加えるなら、人は得意分野では抽象度が高いけど、知らない分野では抽象度が低いです。
たとえば、オリンピックではじめて見るような競技の場合。
そもそもルール自体、よくわからないんで、プレイ1つを見ても、いまいちよくわかりませんよね。
でも、知っていれば、細かいプレーの全体への影響が理解できます。
それこそ、はじめて野球を見る人だと、牽制球の意味がわからないんじゃないかなと思います。
でも、野球の知識があるなら「盗塁警戒してるなー」というのがわかるわけですね。
なので、抽象度を高めるには、ある程度はその世界の知識を増やすことが必要です。
で、知識が増えてきたら、なんか急にわかってきて、1段ステップアップ出来るわけですね~
抽象度の上げ下げの両方が必要
で、この抽象度なのですが、上げたり下げたり出来ると、人に何かを説明するときに、わかりやすく説明できるようになります。
たとえば、わたしのアフィリエイト講座。
現在、「ゴール設定」「人との繋がり」など、非常に抽象度の高い話を書いています。
ですが、これだけじゃ「漠然としすぎてて、読んだところで、何やればいいのかわからない」となると思うのですよ。
そのかわり、色んなジャンルに応用できるんですよね。
なので、抽象度の低い具体的な部分も話していかないと、初心者は行動できません。
たとえば「ブログはライブドアブログがおすすめ」とか「グーグルアドセンスを貼ってみましょう」とか、なんかそういう超具体的なお話。
基本的に、アフィリエイトの講座などでは、抽象度の低いお話が多いです。
ですが、抽象度が低い話だけだと、そもそも間違った方向に走ってしまう可能性があるんで、大局的に物事を見られるように、抽象度の高いお話も大事になってくるのです。
で、個人レベルで抽象度を上げてくると行き着くのが、「どう生きたいか」ということなんですよね。
さらにそれを上げていくと「この地球上でどんな役割を果たしたいか」になります。
出来れば、ここまで上げられるに越したことはないです。
まぁでも、とりあえず「どう生きたいか」くらいまでは上げておきたいところです。
とはいえ「どう生きたいか」だけでは漠然とし過ぎで行動できませんよ、という話ですね~
抽象度の上げ下げを身につけると、たとえ話がうまくなる
最近気がついたことですが、抽象度の上げ下げを身に付けると、例えが上手くなったり、他人の立場にたって物事を考えるのが得意になります。
たとえば、わたしの場合の厄介事の「性同一性障害を理解されない」という難題を考えてみます。
「わたしは女なんです、理解してください!」と大声でいってるだけでは、どーにもなりません。
まずは、理解できない側の立場になって、物事を考えてみましょう。
自分にとって、最も理解できなさそうな性の問題…
「死体愛好者」とか良さそうです。
わたしは死体愛好者のことがさっぱり理解できないし、気持ち悪いとも思います。
…ってことは、性同一性障害を理解しない側の人は、この感覚なのかもしれません。
じゃあ、まずはどうするかというと、とりあえずは死体愛好者のことは「生理的に無理」なのはいいけど、人格否定までしちゃダメだよね、と。
生まれつきそうかもしれないし、それで本人は葛藤があるのかもしれないし。
で、自分の性同一性障害を理解できない人の気持ちは「自分が死体愛好者が理解できないのと一緒なのかな」と思うと、諦めもつくかなぁと。
まぁ、これはあくまで極端な例ですが、結構使えます。
私の性同一性障害を理解できず否定するAさん
↓(抽象度を上げる)
Bさんの性の問題を理解できず否定するAさん
↓(抽象度を下げる)
Bさんの死体愛好癖を理解できず否定する私
こんなかんじですねー
こうやって、抽象度を上げ下げ出来るようになると、ある事例をわかりやすい別の事例にたとえるのがうまくなります。
これは、最近習得したスキルでして、おかげでキン肉マンの感想記事でたとえ話が増えてます(笑
抽象度を上げ下げするトレーニング1 カテゴライズ
で、どうやったら抽象度の上げ下げが得意になるのかなーと考えてみました。
わたしが知らず知らずのうちにやっていたのは、何かをカテゴライズすることです。
このブログのサイドバーを見てみてください。
いーっぱいカテゴリがありますよね。
これ、まさしく抽象度の上げ下げなんですよ。
これは結構なトレーニングになると思います。
抽象度を上げ下げするトレーニング2 自分の悩みの対処
あとは、自分の悩みに関して抽象度を上げてみること。
性同一性障害でつらい
↓UP
世の中には、同じように精神的につらくて、自分の知らないような悩みがたくさんある
↓UP
どれも同じような悩みで、たくさんの人がつらいんだ
↓UP
自由な性を認める社会だけじゃダメで、「個人にはそれぞれ事情がある」というのをみんなが認めあえる社会にならなきゃ
↓DOWN
一人一人が多様性を認め合えるようになればいい
↓DOWN
まず私が認められるようになっていこう
↓UP
そしてそれを誰かに伝えていこう
↓DOWN
そのためにブログに記事を書こう
わたしはこういう風に考えてます。
まぁ「抽象度の上げ下げ」とかいってるけど、問題を解決するときに普通にやりそうなことですね
ポイントとしては、とりあえず最初に抽象度をきっちり上げることと、あと問題を解決しようとすることですね。
抽象度を上げないと「わたしは女なんだから認めてください!」と一方的になっちゃう。
かといって、ここで解決しようとしないと「みんな苦しいんだ、我慢するべき!」になっちゃう。
わたしが常々思うのは「みんな苦しいなら、みんなが助かる方法考えればいいじゃない」ということなんですよねぇ…
なんで我慢大会の世の中になっちゃうんでしょうね…
ちなみに「トレーニング」と書いてますが、これはたまたま私にとって必要だったからやってただけの話でして。
別に無理してやる必要はないと思います。
というわけで、まずはこれらを抽象度を上げて考えてみてください。
こんなかんじのことで、自分にとって必要そうなことをやってみるといいと思います~
抽象度の高い話をすると、最終的には、こーいう投げっぱなしになります(笑
それでいつも困るんですよねー(笑
この抽象度の上げ下げは相手や自分の心理を読み取るのに役に立ちますよね。
いろんなジャンルがありますがただ入るまでは分からず、人によって大きくプラスになる面とマイナスになる事もありますが、その部分はゆきさんが前に説明してくれた抽象度そのものなんですよね。
ゆきさんの抽象度の内容は人や神の教えとほぼ同じで、知識が豊富な内容ばかりで、(抽象度を上げ下げするトレーニング2)などは1人でいるときに神に祈り、自分を見つめて答えを出す感じとほぼ一緒です。
☆おまけさん
へぇ、神の教えと同じなんですねー
神に祈り、自分を見つめて答えを出すって、これと同じなんだというのはビックリです。
そういう方向性のアプローチもあるんだなぁ…
おかげで、ちょっと抽象度が上がりました(笑