ボリューム満点でガイドツアーも素晴らしい博物館
綿や糸のことを知れて目からうろこでした
名古屋旅行記、今回はトヨタ産業記念技術館編です~
織機や自動車工場の博物館で、むちゃくちゃ広くてボリュームたっぷりなのですよ。
朝10時に入って、閉館時間の17時まで見てました(笑
それでも時間が足りなかったという…
観光バスを使いました
ちなみにアナウンスが徳川家康(笑
トヨタ産業記念技術館には、名古屋の観光バス「メーグル」を利用して行きました~
名古屋駅から歩いて20分くらいなんですけど、ちょっと遠いんで、無理せずバスを使いました。
名古屋城とかもメーグルを使えば楽に行けます。
ちなみにメーグルでは、車内放送が流れるんですけど、なんと武将隊の徳川家康が案内してくれます。
「徳川家康じゃ」とか言いだしたときには、「ええええ」という気分でしたよ。
よりによって昨日行った岡崎城の武将隊かいっ、と(笑
岡崎城で家康に会えなかったのが悔やまれます><
ちなみに「メーグル」って「巡る」から来てるんですね。
今更気づきました><
うまいことかわいい名前にしてますよねー
赤レンガの建物が美しい建物
産業技術記念館は、見た目も美しい赤レンガの建物でして。
旧豊田紡織本社工場を博物館として再利用したものなんだそうな。
そんなわけで、特に優秀な建物として功績を讃えられています。
スバラスィ。
トヨタ産業記念技術館では、無料のガイドツアーがありまして。
綺麗なスタッフさんが解説しながら案内してくれるのですよ。
自動車と織機の2つのガイドツアーがあるんですけど、時間の関係でまずは自動車からでした~
まずは自転車にエンジンつけてた話から。
全体的に、こんなかんじの等身大での再現があって、たいへん面白いのです。
一緒に写真撮ってみたけど、だいぶ隠れちゃってわかりにくかったかなー
スタッフさんはみんな綺麗な人だったんですけど、やっぱりそういう人が選ばれてるんでしょうかねぇ。
しかも、ここのガイドさんは英語もある程度できるそうな。
これは、有能な美人を配置してトヨタの力を見せつけているわけかー!
鋳造しているところの再現とかもありました。
迫力があっていいですねー
車が壊れた時、豊田の社長さんが来て修理してる図。
この辺のエピソードを色々話してもらえましたが、1回じゃ覚えきれません><
このへんのも色々ガイドで教えてくれたんですけど、この博物館のボリュームありすぎて、最初の方に聞いたこの辺の話は結構忘れちゃいました><
自動車マニアならするするーっと入ってきたのかもしんない。
これが最初に出来た車。
クラシックなデザインでかっこいいですねー
ここは工場の説明コーナーなんですけど、むちゃくちゃ広い!
「何このボリューム!?」とびっくりしました。
これがトヨタの力かー!
緑のトラック。
車輪の下にブラシがありますが、なんか当時は車道が舗装されてなくて、歩行者が汚れないようにつけてたんだとか。
法律で決められてたそうです。
…なんか因果関係がいまいちわからないんで、次に行った時に、詳しく聞いてみよう…
観音開きの車。
カッコイイ!
乗ってみたい!
なんで観音開きやめちゃったんだろう…
今のほうが使いやすいのかなぁ?
あとは車を作る過程コーナーがなんかものすごかったです。
ボタン押すと、でっかい機械が動くのがたいへん楽しいです(笑
車が好きな人はテンション上がるんじゃないかなーと。
わたしはそうでもないけど、でっかいものが動いてるのを見るのは楽しかったです。
あとは初代のセリカとかクラウンとかセルシオとかプリウスとか展示されて、説明がありましたー
このへんも車好きならものすごい楽しめるかなーと。
ちなみに、今のトヨタのマークはセルシオからはじまったそうな。
最後にガイドさんと撮影~
「可愛い服ですね~」といってくださりました(*´▽`)
ちなみに、このガイドさんとは閉館間際に再会しました。
長時間いたので、びっくりしておられました。
わたしの方も、そんなにここに長居すると思ってなかったんで、ずーっといたことにびっくりしました(笑
博物館全体のボリュームがありすぎて、この辺じっくり見れなかったんで、またみたいな~と思いましたねー
自動車の部品の鋳造、鍛造の実演コーナーもありました~
鋳造の実演コーナー。
超高温の液体のアルミニウムを砂の型に入れて冷やすのです。
今調べると、アルミニウムの融点は660度でした。
なんかもはや想像できない熱さですね。
これをおもいっきり人にかけたらどうなるんだろう…
一発で溶けるのかなぁ…
それとも焼けただれるのかなぁ…
考えただけで恐ろしや。
しかし、液体金属って綺麗ですね~
厨二心をくすぶる何かがあるような。
で、冷えて固まるまで待つと時間がかかるので、固まったものと交換。
料理番組かいっ!(笑
今回、型に入れたぶんは、また次回の実演に使うんでしょうねー
これが、元となった型と出来た部品です~
左側の真ん中にあるのが、今回できた部品。
研磨してないのでザラザラです。
なんか、目の粗い紙やすりを触ってるような感じ。
左側の右下が、研磨した部品。
こっちは目の細かい紙やすりを触ってるような感じ。
結局どっちも紙やすりみたいなかんじで、つるつるではないのです。
できればメッキ処理したテカテカのが見てみたいですけど、そもそもそんなの必要ないですもんね><
で、右側が砂の型と、砂の型を作るための木の型。
最初に形を作りやすい木で作って、それを温度が上がっても崩れない砂で型どりして、それに高温のアルミを入れるわけですね。
硬さ的には アルミ>木>砂 なんだけど、高温への強さは 砂>アルミ>木になるんですよねぇ。
一番柔らかい砂が、一番高温に強いのが、なんだか不思議で面白いのです。
ある要素では最も弱くても、一芸に秀でれば最強になれるということでしょうか。
こっちは鍛造。
高温の金属をプレス機で鍛造する実演がありました~
こんなかんじで、金属の板から部品ができるのです。
欲しければもらえたのですが、重いし、こんなもん持って帰っても仕方ないです(笑
というわけで、一瞬迷いましたが、もらいませんでした。
ちなみにこれは、元となっている部品のミニチュアなのです。
それでもかなりでっかい機械を使わないと作れなかったのです。
本物の部品をつくろうとすると、機械がここに入らないという。
小さい部品作るために、えらい大きなものが必要なんだなーと。
次のガイドツアーは織機。
もともとはトヨタは織機からはじまったそうなのですよ。
入り口にあるでっかい自動織機。
自動で布を作り続けてました。
あとは織機がいろいろ展示されてました。
これだけ見てもなんのこっちゃわからないですが、ガイドツアーが終わる頃にはなんとなくわかるようになるかんじ。
展示エリアが終わったら、まずは綿から糸を作る話から。
…そもそも、糸って綿からできてるんだ、とびっくり。
そもそも糸というものが何なのかをはじめて知りました。
自分の無知っぷりにびっくりしつつ、身近なことって知らないことばっかりだなーと改めて思ったのです。
で、そのままだと種があるので、種と綿を分けます。
種が入った綿も触らせてもらえましたー
あと、綿の木もありました~
そもそも、綿って木からできるんですね…
それすら知りませんでした><
しかし、こんな風に木から綿ができてるって、なんか見てると不思議(笑
ちなみに綿の木の種ももらっちゃいいましたー
育てようかな…どうしよ…
で、綿打ち弓を使って、綿をこんなかんじでほぐしていくのです。
で、綿をねじりながら引っ張っていくと、糸になるのです。
「糸ってこんなふうにできてたんだー!」
「そもそも今の今まで、糸が何かすら知らなかった…」
というかんじで、これにはビックリ。
で、糸車で糸を作るのも実演してもらいましたー
さらに、出来た糸を触らせてもらえました~
こうやって、実演して、触って、という流れが多かったので、非常に楽しかったですねー
ちなみにこちらの写真は、ガイドツアーが終わった後にもう一度聞きに行った写真です~
見てみたいといったら、喜んで実演してくれました(*´▽`)
で、こちらは超進化して、ぐるぐる回すだけで同時に糸ができる糸車。
楽しいのでぐるぐる回しまくってました。
ほとんど子供だ…
そして、さらに水車糸車。
これで自動で糸ができます、素晴らしい!ヽ(´▽`)ノ
単純作業の自動化は人類の夢ですよね~
それが進化して自動化していくのを見るのは気持ちが良いですね。
ちなみにこれで作られたタオル。
質より量が求められていた時代なので、びっくりするくらいペラペラ。
これじゃ、布巾か何かにしか使えません。
でも、こーいうのがありがたかった時代があるわけですよねー
で、綿から糸が機械で作られる過程。
ものすごかったですー
これもガイドツアー1回だけでは、ちょっとわかりにくかったかなー
もう1回話を聞きたいですね~
で、糸から布を作っていく様子も教えてもらえましたー
でも、ガイドツアーだけだと、ちんぷんかんぷんだったんで、後から詳しく仕組みを聞かせてもらいました。
縦糸と横糸が交互にからみあって、布になってるわけですねー
詳しく聞いて仕組みがわかって満足ヽ(´▽`)ノ
これは、わからないでモヤモヤしたまま帰らずにすんで、本当に良かったです。
ここで混乱しちゃって、ガイドツアーの話が、このへんから若干ついていけなかった部分があったので(笑
ちなみに、これに設置しさえすればラクチンなんですけど、設置するまでは今でも人力だそうで、かなり時間がかかるみたい。
結局設置するのは人力なんかいっ、と思いました。
全自動化の道は遠いですね><
あと、「綿70%ポリエステル30%」とかは、綿の糸が7本、ポリエステルの糸が3本ということだそうです。
糸の本数で決まってたんですね~
この辺聞いてて、ほんとに自分は何にもしらないんだなーとか思ったのでした。
いろんなことを知れるのって、とっても楽しいのですヽ(´▽`)ノ
あとは自動織機の紹介もありましたー
最後の写真はタペストリー制作で、PCで制御して、色んな色の糸を使って織っているそうです。
なんかプリンタみたいですね~
自動車や織機の仕組みを通じて遊ぶコーナー
こちらはテクノランド。
自動車や織機の仕組みを通じて遊べるコーナーです。
あんまり深いことを考えず、てきとーに遊べます。
…でも、ぶっちゃけ楽しさ的にはビミョー(笑
これは、木を凍らせて遊ぶ自転車でした~
自転車でこぐと、そのエネルギーで木を凍らせてたんですけど、原理どうなってるのか未確認><
あとは、光に合わせてすすむことで高得点が得られる自転車。
一緒に来た友人にやってもらいましたが、かなりしんどそうでした。
というわけで、わたしはスルー(笑
旅で疲れているので、こんなところでエネルギーを使うわけにはいかないのです!(言い訳)
あと、前に出てくる光と適切な距離をとりながら走るゲーム。
対戦できます~
はたから見てて、そんなたいしておもしろそうでもないなーと思ってたんですけど、まぁせっかくだから挑戦してみたら、なんだかんだで結構楽しかったです。
「どっちでもいいかな」と思った時は、挑戦してみたほうがいいと思ったのでした。
これは、強い風が吹いてきて、姿勢を変えることで空気抵抗がどうなってるか数字で見られるアトラクション。
やってみたけど、なんかえらいシュールな写真が出来ました(笑
これはなかなか楽しかったです~
まぁ全体的には博物館のほうが楽しかったけど、子供は遊べるテクノランのほうが楽しいかもしれませんねー
バイオリンの演奏ロボ
あとは、バイオリンを演奏するロボの実演がありました。
器用に腕や指を動かして、4つの曲を演奏できるロボットなのです。
素晴らしい演奏だったのですが、腕が動く音も鳴ってしまってるのが難点ですねー
でも、演奏が終わったら、みんな思わず拍手しちゃってました。
ロボット相手でも拍手せずにはいられない不思議。
蒸気機関を動かしてくれたけど、
解説の人がぼそぼそ喋って聞き取れませんでした><
あと、蒸気機関の実演コーナーとかもありました。
なのですが、ここのスタッフさんの説明がぼそぼそしたしゃべり方でほとんど聞き取れませんでした><
他のスタッフさんはみんな優秀だったのに、この人だけ何言ってるのか聞き取りにくくてざんねん。
まぁ、動くの見れて楽しかったですけどね~
ボリュームたっぷりでとっても楽しかったです
トヨタ産業記念技術館ですけど、めっちゃ楽しかったですー!
どれくらい楽しかったかというと、朝10時に入って、夕方17時の閉館までいました。
7時間も延々と見続けてたとかスゴイ(笑
しかも、それでもまだまだ見足りないんですよ。
1回ガイドしてもらっただけじゃ、なかなか理解できないんで、もう2回くらいはガイドツアー参加したい感じ。
ガイドツアーでは飛ばしちゃったところもたくさんあるし、ものすごいボリュームでした。
それを後押ししてるのが、スタッフの対応の良さ。
色んな所にスタッフが配置されていて、実演を見られたり、質問できたりして、たくさんお話させていただきました。
あと、今回ちょっとしたトラブルがあったんですけど、わたしが休憩してくれる時にわざわざ謝罪に来てくれたりして、とにかく全体的にスタッフの対応が良くて素晴らしかったです。
さすがは世界のトヨタ。
車に関しては、さほど興味が無いせいか、いまいち響かなかったんですけど、織機の方は衝撃的でしたね~
綿の木、綿からできる糸、そこから作られる布、自動化の道のりなどなど。
織機がこんなに面白いとは完全に予想外でした。
というわけで、とっても楽しかったですヽ(´▽`)ノ
今まで行った博物館系施設の中でも、一二を争うレベルでしたね~
これはぜひまた行きたいなーと思ったのでした。
シャボーブランでパン食べ放題のモーニング
超余談ですが、朝は名古屋のモーニングを楽しんできました。
名古屋のモーニング文化は、なんか不思議ですよね。
そもそも、朝っぱらからわざわざ喫茶店でお食事するのが不思議。
飲み物を頼んだだけで食べ物がやたらとついてくるサービスも不思議。
とにかく名古屋って不思議。
まぁそんなわけで、カルピス1つ頼んで、パンをたくさん食べてきましたヽ(´▽`)ノ
490円ですけど、冷静に考えると、前日にコンビニでパンをたくさん買ってきて、朝にホテルで食べたらよかった気がします(笑
でも、これは誰かと一緒だとすごく楽しいサービスですよねー
人と名古屋旅行に行った際はモーニングを楽しむといいのかも。