専門知識ゼロでも相対性理論がわかる本
とてもわかりやすくて面白かったです
なんか急に知識欲が出てきて本ばっか読んでます。
まぁ人生そういう時期もあるよねということで、ひたすら読書の日々。
相対性理論というと、わたしはシュタインズゲートに出てきた「相対性理論って、とても切なくてロマンチックなものだね」というセリフを思い出します。
「一緒にいたいのに、楽しく感じる時間は早く過ぎ去ってしまって悲しい」という意味合いのセリフなんですけど、「楽しく感じる時間は早くすぎる」というのと相対性理論がどう結びつくのか、いまいちしっくり来ず。
…アニメ楽しむのも教養が必要ですねぇ(;´Д`)
そんな感じだったので、「わかりやすい」と評判の本書を購入して読んでみました。
結論から言うと、とてもわかりやすくて説明してくれていて、面白かったです。
これなら中学生レベルでもわかるのでは。
数学の基礎知識は必要ないです。
あるに越したことはないですけどね…
以下、いろいろ感想。
「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」を説明してくれていて、「特殊相対性理論」の方は特に難しい数式もなく、「時間の感じ方の概念が不思議すぎて違和感」というのをのぞけば、とてもわかりやすかったです。
相対性理論って、「光の速さはどこから見ても同じ」というのが根本にあるんですね。
たとえば、光速の半分で動いても、自分が見る光の速さは、全く動いていない時の速度と同じ。
光以外だと、止まってる時と動いてる時で、見える速度が違いますよね。
光だけはそういう原理が適合しないんで、そこから考えた結果、時間のほうがずれるという不思議な結果になったと。
「一般相対性理論」の方は、難しくなっちゃうんで、数式を導き出す過程はばっさり排除して、どういうことかだけ、出来るだけわかりやすく説明してくれました。
よくいわれる「動いてるものは時間が違う」という原因になるそうですが、物質があると空間が歪むという話も出てきて、とっても不思議。
重力はその歪みが原因だそうです。
まぁでも、物が空間にあると空間に負荷がかかって歪むというのは、感覚的には理解出来ます。
時間、空間、物質の関係が1つの式であらわされるってすごいですね…
あとは、相対性理論から発展して宇宙の誕生の話も可能な限りわかりやすく説明してくれました。
それでも難しすぎというか「虚数の時間」という概念が出てきて謎すぎですが。
昔っから虚数ってピンと来なくてよくわかんないんですよね><
複素平面のために作られた概念的なものという認識をしてますが…
ともかく、「相対性理論ってどういう内容?」と思うような人におすすめですー