広告を通じて国民を操作している電通とは?
たまにネットで「電通が悪」みたいな話をみかけて、あまりよくわかってないけど、「電通=メディアを支配している諸悪の根源」「テレビの広告を一社でほぼ独占している」みたいな知識だけは持ってました。
きっちりと知りたいなーと思ったので、この本を購入。
この本、実は発売日にアマゾンで「入荷未定」になってて、作者の苫米地英人氏も「こんなのははじめて」と不思議に思ってたらしいです。
アマゾンや楽天ブックスでのレビューでも、その辺の謎現象について言及してるレビューがあります。
今は何事もなく普通にかえて、楽天ブックスで注文した次の日につきました。
内容としては
・テレビというメディアの支配力について
・電通はどんな会社なのか
・電通の成り立ち
・状況証拠から、おそらくGHQが電通を影で操っていたという推測
・電通と政治、テレビ会社、ビデオリサーチとの結びつき
・メディアのあるべき役割
といった感じです。
めちゃくちゃ深いわけではないんで、ネットの情報で詳しく知っている人は、たぶん「もう知ってるよ」という内容かなと。
ただ、なんとなく「電通がメディアを支配しているらしい」くらいの情報しか知らない人には、ぜひ読んで欲しい一冊です。
有名な著者が書いた一冊ということで、手に取る人も多そうということで評価。
私自身も著者の本は結構読んでるんで、その中の1人です(笑
私自身は、きっちりと知ることにより、テレビ、CM、視聴率といった部分に漫然と感じていた違和感の正体をつきつめられたかなと。
テレビの危険さはなんとなくは感じていましたけど、具体的にわかってくると、また違いますね~
私は昔からテレビをはじめとしたメディアに関する違和感や不信感は強く持っていたのですが、一方で「テレビの価値観は絶対」という真逆の価値観が抜けずに苦しい思いをしていました。
頭ではおかしいと理解していても、あまりに洗脳力が強くて抜け出せなかったんですよね…
わたしにとってテレビは「絶対におかしいとわかってるんだけど、絶対に正しいと脳裏にこびりついた恐ろしい存在」だったのです。
最近ではやっと抜けだせて来ましたが、テレビばっかみている親と離れることが出来たからってのもあるかもしんない。
この本を読んで、知ったから何が出来るかというと、具体的に大きなことは出来ないかもしれませんが、こういうことは、みんなが知ることが重要だと思うのです。
一人ひとりが知識をつけて賢くなっていくことが必要だと思いました。
すでに詳しい人ではなくて、なんとなく程度の知識の人にオススメ。
もともと詳しい人は特に得られるものはないかも?
ちなみに2時間程度でさらっと読めました。
買うのがもったいない人は立ち読みでもいいかも。
面白そうなのでamazonのお気に入りに追加しました^^
ある一つの事柄に対して、賛同するグループと否定するグループ、それから大多数を占める日和見的なグループがあり、日和見グループはメディアなど外的要因の影響を受けやすく、どっちに偏るかで世論が形成される…そういう構造になっていると考えています。
まずは、メディアの影響を強く受けていることに気付くのが大事だと思います。